タイトル【Darwinシリーズ】まずはインストールカテゴリーオープンソース, Darwin 1.0
作成日2000/4/18 22:33:17作成者新居雅行
Mac OS Xはまだまだ機密事項なので情報を出せないが、その一部になるとされるコアOS、Darwinは、すでにリリースされ使えるようになっている。そこ如Darwinを実際に使って見て、このオープンソースOSの行く末やMac OS Xの展望までを検討するシリーズを始めてみたい。最初にお断りするが、筆者はUNIXのシステムやネットワークについてはプロフェッショナルではなく、アプリケーションをその上で構築する方が得意だ。そのため、あまりに基本的なことにつまづくこともあるかもしれないが、そのあたりは御容赦願いたい。また、おしかりやアドバイスなどは大歓迎なので、気軽にメールをいただければと思う。

さて、まずはインストールだ。実はDarwin 1.0.1をダウンロードしたと思ったとたんに、いきなり1.0.2がアップロードされてしまったが、ダウンロードしてしまったので、ここでは1.0.1を使ってインストールすることにした。インストーラは以下のサイトからダウンロードできる。

◇Darwin Release-Installation
 http://www.publicsource.apple.com/projects/darwin/release.html

マシンは、300MHzのBlue & WhiteタイプのPower Macintosh G3で、HDDは標準の6GBに加え、スレーブとして8GBを搭載している。メモリはちょっと豪華に256MB搭載してある。通常の作業用マシンとしてはPowerBookを購入したので、Power Macintosh G3は完全に実験マシンにすることができる。そこでちょっと理想的すぎる環境ではあるが、まずはハードディスクを全部フォーマットしなおした。Mac OS 9のCD-ROMで起動し、6GBを3つ、8GBを2つのパーティションでフォーマットした。全部拡張フォーマットにした。区切る数はあまり意味はないが、現状では4種類のOSがあるという計算もあるので…。
まず、マスターHDDの最初のパーティションには普通にMac OS 9をインストールした。そして、Darwinのインストーラ一式を、Mac OS 9のボリュームにコピーした。Darwinのファイルは「Darwin 1.0.smi」というファイルで、DiskCopy文書だ。ダブルクリックで、新たにDarwin 1.0という仮想ボリュームがデスクトップにできあがる。その中を見たのが、以下の図である。
(図は、GIFとPNGファイルを用意した。それぞれ同じ場面を撮影したものなので、お好きな方を参照してもらいたい。)

◇Mac OS 9で、ダウンロードしたDarwinのインストールディスクを見た
 figs/darwin/fig05.gif
 figs/darwin/fig05.png

見ての通り「Install Darwin 1.0」というアイコンをダブルクリックすればOKなのだが、その前に、UtilitesディスクにあるSystem Disk 3.0を、Mac OS 9のボリュームにコピーしておくとよい。このユーティリティは、「起動ディスク」コントロールパネルに相当するものだ。「起動ディスク」はMac OSの起動ディスクしか認識しないが、System Diskは、…とりあえず…Darwinをインストールしたボリュームを認識して、それを起動ディスクに設定することができる…ということにしておく…。

ここで、Install Darwin 1.0が起動すればいいのだが、「Could not load HDI Driver. -47」というエラーメッセージをアラート表示することがある。図で示すほどでもないが、次のようなダイアログボックスだ。

◇Install Darwin 1.0をダブルクリックするとこんなエラーがでることも
 figs/darwin/fig04.gif
 figs/darwin/fig04.png

筆者のマシンで出たが、Darwinのメーリングリストだと、iMac DVでこれが出たという報告もあった。Apple Software Restoreのバージョンが、使用するマックに合っていないようだ。Darwinに入っているものが新しすぎるようである。もし、このメッセージが出ない場合にはこのまま行えばいいが、出た場合には、次のように作業をして、インストールの準備を行う。

  • Mac OS 9のボリュームのルートに、新たにフォルダを用意する。名前はなんでもいいが、説明をしやすくするため、ここでは「New Installer」とする。
  • Mac OS 9のCD-ROMを用意する。そこから、Apple Software Restoreを取り出すが、Sherlockで検索する方が早い(深い階層にあるので)。
  • 見つけたApple Software Restoreを「New Installer」フォルダにコピーする。Sherlockのウインドウからドラッグ&ドロップすればよい。
  • Darwin 1.0フォルダの中にConfigurationsフォルダがある。そのフォルダを「New Installer」フォルダにコピーする。
  • 「New Installer」フォルダにあるApple Software Restoreをダブルクリックして起動する。


こうして、Apple Software Restoreを起動する。すると、次のようなダイアログボックスが表示される。Mac OSのインストーラではなく、最近の機種にあるリストアCDの方にあるソフトと同じだ。

◇DarwinをインストールするApple Software Restore
 figs/darwin/fig02.gif
 figs/darwin/fig02.png

何も中身のないボリュームにインストールするのであれば、3つあるラジオボタンの3つ目である「Erase … before restoreing」を選択すればいい。Destination diskはもちろん、Darwinをインストールするディスクで、当然ながら、Mac OS 9とは別のボリュームを選択しておく。そして、Restoreボタンをおせば、インストールが行われる。
インストール終了後は、Mac OS 9に戻る。いきなり再起動はしない。インストールしたボリュームの名前はDarwin 1.0となっているはずだ。ボリュームのフォーマットを見てみよう。インストール時に特に指定しなければ、HFS+のはずである。DarwinはHFS+で稼動することができるわけだ。このことから、Mac OS XはHFS+で稼動することがほぼ約束されていると言えるだろう。Mac OS X ServerのようにUSFボリュームでないといけない、ということはないと予測できる。
このままだと、再起動しても、Mac OS 9が起動する。そこで、あらかじめコピーしておいた。System Disk 3.0を起動する。画面は次の図のようになるので、Darwin 1.0を選ぶ。OSの種類は、何と「Mac OS X」となっている!

◇System Disk 3.0でDrawinのボリュームを起動ディスクにする
 figs/darwin/fig00.gif
 figs/darwin/fig00.png

さて、これで再起動すれば、Darwinが起動するはずだ。
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