タイトルMac OS X Server 1.2アップデータを試用、Mac OSのようなアップデータカテゴリーMac OS X Server
作成日2000/5/10 16:8:57作成者新居雅行
Mac OS X Server 1.2のアップデータを入手することができた。さっそく使ってみた。CD-ROMのフォーマットはUDFだと思われる。Mac OSではマウントすらできなかった。アップデータのCD-ROMは既存のインストールされている1.0を1.2にアップデートすることしかできないようだ。
CD-ROMを入れるとデスクトップにアイコンが出てくるが、黒いアップルマークのアイコンだ。まずは、ルートにあるJapanese_Update_ReadMe.htmlを見る。フォントを変えて、エンコードをShift JISにして読めた。アップデートは、Upddater.appをダブルクリックすれば良い。Mac OSのアップデータのような画面のアップデータが動いている。これはInstallerXというアプリケーションのようだ。試用許諾やアップデートするドライブの選択、あるいは簡易インストールやカスタムインストールがあるなど、アップデートの手順や画面は、Mac OSのときとほとんど変わらない。
インストール後、再起動する。Workspace Managerのコンソールで、1.2がインストールされていることが確認できる。また、uname -aコマンドでも、カーネルのリリー番号が、1.0-2のときの5.5から更新されて5.6になっているのが分かる。Mac OSを起動してみたが、Mac OS 8.6が起動された。また、NetProbeというアプリケーションで、pingやnslookup、tracerouteなどの実行ができるようになっている。
◇Mac OS X Server: Determining Which Version Is Installed
 http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n25019

Mac OS X Server 1.2では、Apacheは1.3.9だがすでに最新版ではない。QuickTime Streaming Serverも2.0ではない。OmniWebが3.0.2になるとか、Omni Backupなどがあるとは言うものの、ソフトウエアのコンポーネント的には1.0とほどんと変化がないと言えるだろう。やはり、G4に対応しただけというのが、1.2の真の姿だと思われる。

なお、特殊な事情かもしれないが、こんな不具合に見回れた。現在、MDOnlineで【Darwin 1.0シリーズ】としてお届けしているように、Blue & White G3を実験マシンとして使っている。マスターのハードディスクに3つのパーティションを区切り、1つ目にMac OS、2つ目にDarwin 1.0を入れた。そして、3つ目のパーティションにMac OS X Serverを新たにインストールした。3つ目のパーティションは自動的に認識されるのが間違いなのか、あるいは別の原因なのか、Mac OS X Serverのインストーラがディスクの空きがないというエラーを出し、途中で作業をやめる。Darwin 1.0のインストールによってパーティションが増えているような気がする。その増えたパーティションの認識が正しくないのではないだろうか。だが、原因については不明だ。結局ハードディスクをすべてフォーマットしなおして、3つ目のパーティションに、Mac OS X Serverをインストールした。後から、Darwin 1.0は改めてインストールしなおすつもりだ。
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