Tenon Intersystemsは、競合相手であるWebサーバのWebSTAR向けプラグインを、Apacheで実行するためのダイナミックモジュールを、オープンソースとして公開した。WebSTAR向けのプラグインを作っているメーカなどが、極力簡単にTenonのApacheをベースにしたWebサーバのWebTen対応しやすくするためである。同社は「iTools for Mac OS X」として、Mac OS XでApacheが使えるソフトウエアを販売する予定だが、ApacheというWebサーバソフトの標準をより管理しやすく利用できる点を売り物にする。加えて、WebSTARプラグインのサポートにより、Mac OSでのさまざまなプラグインを結果的には「iTools for Mac OS X」対応を促進することを狙っているのだろう。Mac OS 9までは商用サーバとしてはWebTenもあったもののWebSTARの存在感が高かったが、この「夏」とされるMac OS Xに向けて早くもサーバ市場で争いが熾烈化しつつある。また、「OS X Transition Package」として同社製品は比較的安価に購入できる。 |