Appleのデベロッパ向けページに「Project Builder」というページが登場している。WebObjectsやあるいはNeXTSTEPの開発環境として名前が知られているが、Mac OS XでのIDE(統合開発環境)として、Project Builderは正式にアナウンスされたことになる。Mac OS Xの開発環境は、Project Buliderを軸に展開されることとなる(WWDCに参加した人には自明のことかもしれないが)。Carbon、Cocoaのフレームワークに対応した開発に加え、Javaでの開発も行える。対応言語は、C、C++、Objective C、Javaとなっている。Project Builderは閉じたアプリケーションではなく、さまざまなツールと連動することができ、いわばプログラミングの作業の中心となるようなものとして位置付けられる。たとえば、ユーザインタフェース作成ではInterface Builderと連動する。gcc、gdbといったツールや、Javaコンパイラのjikes、javacといったツールとの連係もできるとしている。また、「バンドル」と呼ばれるMac OS Xのソフトウエア配付形態にも対応しているとしている。ただし、Project Builderは現在はADC(Apple Developer Connection)のシード対応会員しか利用できない。また、Mac OS Xリリース後に有償で販売されるのかどうかなど、配付形態も定かではない。 |