タイトル | 68K、PPC、Carbonのバイナリを1つにまとめるリンカが登場 | カテゴリー | CodeWarrior, Carbon/CF, 開発ツール |
作成日 | 2000/6/1 9:36:28 | 作成者 | 新居雅行 |
Eric Allen Grant氏は、CodeWarriorで、68KマシンからMac OS Xまでのプラットフォームで稼動可能なアプリケーションを生成するプラグイン「FATCarbon 1.0b4」をリリースした。CodeWarriorのポストリンカとして稼動し、$29.99のシェアウエアだ。ボリュームライセンスも設定されている。現在のMac OSでは、68K向けの実行コードと、PowerPC向けの実行コードを1つのファイルにまとめるFATバイナリという手法が利用できる。1つのアプリケーションファイルが、多くのMac OSプラットフォームで稼動するというメリットがある。FATCarbonは、現在のFATバイナリにさらにCarbonLibに対応したPowerPC向けの実行コードを追加し、合計3種類の実行コードを1つのファイルに持たせることができる。その結果、68K、Mac OSでのPowerPC、そしてCarbonの環境のどれでも実行可能な単一のアプリケーションファイルの生成ができる。Mac OS Xが登場しても、従来のMac OSを使い続けるユーザもいるだろうし、少数ながらも68K利用者も残るだろう。ターゲットユーザによってはFATCabonでアプリケーションを生成するのも意味が出てくると思われる。 | |
関連リンク | FATCarbon 1.0b4 |