タイトルFinal Cut Proのコンファレンスを7月中旬に開催カテゴリーTech Info Library-J, Knowledge Base(旧TIL), イベント, ビデオ編集
作成日2000/6/16 14:49:16作成者新居雅行
Final Cut Pro関係の情報をまとめてお届けしよう。まずは、Final Cut Pro 1.2.5の日本語版のアップデータが入手できるようになっている。2500円で販売もしている。1.2.5では、16:9のワイドスクリーン画像の編集やG4への最適化などの改良が行われている。いずれも、この記事の末尾にアドレスを記載したFinal Cut Proのページで参照できる。

また、アップルは、7月15日(土)16:00〜18:00に東京国際フォーラム(東京都千代田区丸の内)において「Apple Creators Portfolio(アップル・クリエーターズ・ポートフォリオ)〜Final Cut Proが変える映像ビジネス〜」と題してカンファレンスを開く。入場は無量だが、事前登録制となっている。DVD作品として「The Abyss」「T2」などを発表しているヴァン・リン氏、MTVなどのストリーミングビデオを展開している21st Century Media社のジム・ベーカー氏が出演し、Final Cut Proをはじめ、さまざまな映像メディアの制作にかかわる具体的な話が聞けそうだ。司会はピーター・バラカン氏が行う。申し込みについても記事の末尾のアドレスを参照していただきたい。

Tech Info Libraryで、Final Cut Pro関連の文書が新たに公開されている。アドレスと要約は以下の通りだ。

◇Final Cut Pro: Setting Real-Time Audio Mixing Tracks Preference
 http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n25152
Final Cut Proでは「Real-Time Audio Mixing Tracks」という設定があり、ミックスダウンせずにそのままサウンドをいくつかのトラックまでは同時に再生することができる。何チャンネルまで可能かはCPUやあるいはシステムの状態に寄るが、上限を求める方法が手順入りで記載されている。

◇Final Cut Pro: Avoiding Rendering of Audio Clips When Using Filters
 http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n31218
フィルタをかけたオーディオクリップのレンダリングをその都度行うことをさけるために、入れ子になったシーケンスを作るという手法がある。そのやり方について、図入りで詳しく説明されている。

さらに、日本語の技術情報であるTech Info Library-Jでも、Final Cut Pro関連の情報が以下のように掲載された。

◇58458JN:Newer FireWire 2 Go PC Card: Final Cut Pro 動作中はカードを取り出さない
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58458
PowerBook G3シリーズではNewerのFireWireカードを使うことになるが、Final Cut Pro使用中はカードの抜き差しをしないように。

◇100385JO:Final Cut Pro: Final Cut Pro 1.2.5 について
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=100385
Final Cut Pro 1.2.5についての動作条件やインストール方法など。変更点についてはこれには記載されておらず、ヘルプないしはPDF文書を参照するようにと記述されている。
関連リンクFinal Cut Pro