タイトルWebObjectsを利用したWebサイト構築と顧客対応ソフトがリリースカテゴリーWebObjects
作成日2000/6/19 23:16:54作成者新居雅行
WebObjects向けのアプリケーションソフトが登場した。フレームワークソフトウエアは、Webサイトの更新を効率的に行う「WebRelease」と、顧客との電子メールでのやりとりを管理する「MailCenter」を出荷する。Mac OS X ServerとSolarisが対応環境となっており、WebObjects 4.5を利用する。Mac OS X Serverでは10ユーザに限定されるが、Solarisではユーザ数は限定されない。MailCenterはOracleなどのデータベースサーバも必要となる。Windows NTやHP-UX版については未定だ。
WebReleaseはWebページのテンプレートを作成しておき、それに必要な項目を記入する感覚で新しいWebページを作成するというもの。ページの入力や管理はWebブラウザから行える。定型的なページや、あるいは即時に公開を要求されるようなページの管理に適しているもので、CSVファイルを利用して複数のページを構築することも可能になっている。Mac OS X Server版は598,000円、Solaris版は2,998,000円だ。
MailCenterは顧客からの問い合わせが電子メールでやってきた場合に、複数の担当者で対応をするような作業を支援するソフトウエアだ。カスタマ・リレーション・マネージメント(CRM)と位置付けている。問い合わせの参照や返信の管理などを、やはりクライアントはWebブラウザでこなすようになっている。過去の問い合わせと回答の記録などをスレッドで参照できるなど、顧客対応をデータベース化できる。Mac OS X Server版は598,000円、Solaris版は2,998,000円だ。
フレームワークスソフトウェア社は、日産自動車のWebサイトを構築をしていた人たちが母体となって始められたソフトウエアメーカだ。3月に行われたWebObjectsのセミナーでも、それぞれの製品は紹介されていた。
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