KSOFTは、PowerPlant向けのソースを自動生成するRADツール「CP_RAD_PP」をリリースした。アイコンなどの画像のエディタや、ウインドウやビューといったPPobエディタ、メニューなどのエディタを備えており、ウインドウの設計結果をプレビューするなど、仕上がりを確認しながらアプリケーションの設計ができる。その結果をもとに、ソースやヘッダー、リソースなどを自動生成し、CodeWarriorでコンパイルにかけることができる。既存のPowerPlantのリソースやMac OSのリソースを読み込むこともできる。コード生成時には、ドキュメントやaboutボックスなどのスケルトンコードも生成する。さらに、生成プロセスをマクロでカスタマイズすることも可能だ。価格は$50で、サイトライセンスは$300となっている。ソースコードも$150で販売する。PowerPlantは、Mac OS向けアプリケーションの代表的なフレームワークであるが、RADツール的なものはCodeWarriorには付属しているものの性能的には十分でなかった。RADツールにより、手軽にアプリケーションの基本部分を構築できるため、開発期間の短縮にもなる。プロトタイプツール的にも使えるが、きちんと使えば、実際の製品のソースコードのベースになることも期待できる。なお、PowerPlantに対応したRADツールとしては、他にAppMakerもある。 |