タイトル
新型オプティカルマウスのTV CMは、「ワイルドで行こう」だ
カテゴリー
iMac, Power Mac, 周辺機器, イベント
作成日
2000/7/27 11:29:18
作成者
新居雅行
2000年7月26日に開催されたプレス向けの新製品説明会での話題をいくつかお届けしよう。筆者はこのときに始めてApple Pro Mouseを見て、触った。透明で中が黒いデザインはなかなか独特のシャープさがある。クリックボタンがないと言うのは感圧センサ的なものがあるのかと思っていたが思い違いだった。要はマウス全体がクリックボタンになっていると言えば良いだろうか。前方に力を入れると、中からカチっという音が聞こえる。マウスの前半分の領域に少し力を入れると傾く感じがしてマウスクリックがなされるのである。このマウスだけのテレビコマーシャルを行うそうだ。ステッペンウルフのワイルドで行こうを流しながら、レーシングカーの走行音に合わせてマウスがシュイ〜ンと走り回るというものだ。このマウスは新製品にはバンドルされるが、AppleStoreでのみ販売される。\7,500の是非はともかく、送料については現状の\2,000という金額は適用されない方向で検討しているということだ。
ディスプレイやPower Mac G4 Cubeも見ることができ、G4 Cubeは中身を取り出すところまでを見せた。G4 Cubeでは底面にコネクタなどがある。裏返すと把手があって、プッシュしてそれを引き出し持ち上げることによって、外枠と中身が分離されるという仕組みだ。ディスプレイもADCという新しいコネクタになったが、コネクタから出ているケーブルが80度くらいの角度が付いているのが細かいながら印象的だった。ケーブルは通常は差し込むと垂直に延びるが、このために、ケーブル自体はコネクタのある面に平行に近い感じで延びる。垂直に飛び出すコネクタのおかげで思いのほか場所が取られるのであるが、ちょっとしたデザインの修正ながら気が利いていると感じた。また、G4 Cubeに含まれているUSBスピーカーもユニークなデザインだが、小さくて球形っぽく、クリスタル感がなかなかかっこいい。ハーマンカードンによる開発品だ。G4 Cubeはやはり内部には増設スロットはなく、中に追加できるのはメモリとAirMacカードだけだ。AirMac向けのアンテナが本体にあるのだが、セラミックをつかった非接触の電波増幅器となっているなど、目新しい技術も搭載されている。
iMacは新しいカラーで驚かされたが、雰囲気はかなり地味になった。iMacも大人になったということか? また、iMacの新しいコマーシャルもお披露目されたが、新カラーを強調したものである。1つはクリームのホワイトルームをバックにSnowカラーのiMac Special Editionを見せるものだ。そして、歌詞に「Ruby」という言葉が含まれる曲、「Green」という言葉が含まれる曲をバックにそれぞれのマシンを見せるというものだったが、曲名は分からなかった。iMovie 2のデモもあり、実際に使うこともできたが、ユーザインタフェースがかなり改善され、見通しよく作業できるという印象を持った。
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