タイトル | Mac OSで動くRADツールを備えたJava開発環境が登場 | カテゴリー | 開発ツール, Java, 開発ツールその他 |
作成日 | 2000/8/10 14:27:17 | 作成者 | 新居雅行 |
Squirrel Softwareは、Mac OSで稼動するJavaの開発ツールをリリースした。現在は開発途中版がフリーで配付されているが、完成した時には$29.95で販売される予定だ。RADツールを備えたビジュアル開発ツールであり、ウインドウにオブジェクトを配置する形式でユーザインタフェースの設計ができる。そして、その設計結果に対応したJavaのソースコードを生成することができる。ソースコードエディタでは、シンタックスカラーリングの機能も備える。機能一覧にはデバッグについての記載はなく、RADツール、ソースコードエディタ、そしてコンパイラがセットになったものだと思われる。 Javaのコンパイラ自体は独自に提供するもので、C++でコンパイルされたものだ(つまり、MRJ SDKなどと使うタイプではないということで、Java 2にも対応している)。RADツール部分はREALbasicを使って開発されたという。開発途中版をダウンロードし、指定通りにファイルをコピーするなどしたが、筆者の環境では起動時にエラーを出してすぐに終了してしまい、試用することはできなかった。いずれにしても、Mac OS環境ではVisual Cafeの撤退に伴いRADツールを持つJava開発ツールが途絶え、CodeWarrior Pro5でやっとRAD機能が使えるようになったものの、本格的な開発ツールにしては実用度の低いRADツールという評価が定着している。その意味では注目できるツールの登場と言えるだろう。 ちなみに、Squirrel Softwareは、Visual MacStandardBasicを販売しているメーカーである。 | |
関連リンク | JavaGroove |