元Appleのアンディハーツフィールド氏らが参画しているEasel社は、Linuxでのユーザインタフェースを向上させるソフトを開発中として注目を集めている。現在のバージョンの画像が同社のサイトに掲載されている。ソフトのプロジェクトはNautilusと呼ばれており、GNOMEプロジェクトの1つとして進行している。オープンソースのファイルマネージメントソフトウエアということだ。ソースファイルはGNOMEのCVSレポジトリからたどれるようになっている。画面ショットを見た限りのポイントは、ファイルのアイコン表示である程度自由に拡大縮小が行われ、アイコンはファイルの内容のプレビューにになっている点だ。アイコンとファイル名だけでなく、ファイルサイズなど表示される情報も豊富である。また、一覧表示のときにはファイルの内容がプレビューされるが、MP3ファイルのプレビューができるなど、ファイルの内容まで含めてブラウズできるデスクトップ環境を目指しているものと思われる。6月に公開された画面ショットよりも、よりデザイン的にも洗練されるような雰囲気になっているが、さらに、Mac OS XのDockを思わせるようなものが画面下部に追加されている。当初公開された画面ショットはあまり高く評価されなかったが、そろそろオリジナリティを発揮しはじめたというところではないだろうか。 |