Appleが開発者組織ADC(Apple Developer Connection)の会員向けに発行しているニューズレターADC Newsで伝えるところによると、9月中旬のMac OS Public Betaのリリースに際し、シードキー(リリース前のソフトウエアを機密を条件に配付される権利)を持つデベロッパーに対して、Public Betaと開発ツールを配付することが表明されている。シードキーは、PremierあるいはSelectのいずれも有償のADC会員が所持している。Public Betaの配付が、シードキーを持つADCメンバのみになるのか、あるいはそれ以外にも配付されるかまでは言及されていない。しかしながら、少なくとも、ADCのシードキーを持つメンバーについては、最新版の開発ツールとともに、Mac OS X Public Betaを手に入れることができそうだ。 問題は、そうでないユーザに対してどういった配付方法を取るかだ。ADC Newsからの情報ではどちらとも取れる。楽観的な見方は、シードメンバーには開発ツール付きのものが無償で配付され、その他のユーザには開発ツールのないMac OS Xがなんらかの形で配付されるということだろう。悲観的に見れば、もしかしするとシードメンバーにだけしかMac OS Xは配付されないとも考えられる。いずれにしても、執筆時点では来週に迫るMac OS Xのリリース日がとにかく待ち遠しい。 |