ファイルメーカーのデータベースをPalmとの間でシンクロできるようになる。FileMaker社は、「FileMaker Mobile」を、北半球の次の冬の間にリリースすることをアナウンスした。FileMaker MobileはPalm OSで稼動するデータブラウザと考えれば良いだろう。Mac OSあるいはWindows上で稼動するFileMaker Pro 5のデータベースとシンクロができる。HotSyncボタンを押せば、デスクトップ上のデータベースと、Palmにあるデータが同期する。デスクトップで作られているデータベースの設計は自動的にPalm内に再現されるようで、さらにフィールドごとに同期するかしないかを設定できるなど、単なるコピーではなく最適化された同期処理も可能となるようだ。つまり、FileMakerで作ったデータベースを、特に何の開発作業などもなく、Palmに持ち込めるということになる。なお、フォームの扱いについてはリリースなどでは何のアナウンスもない。これは予想だが、Palmのアドレス帳のようなずらずらとフィールドが並ぶような既定のフォームでのみ、データのブラウズや入力などができるのではないかと思われる。米国では$100以下で販売される。日本などは米国出荷後ということになり、必然的に2001年以降ということになるだろう。 |