Bare Bones Software社はエディタの「BBEdit」のVer.6をリリースした。海外のユーザでは定番ソフトとなっているBBEditであり、テキスト入力というより、HTML作成やスクリプト作成などの用途によく利用されている。さながら「開発ツール」的な使われ方をしているソフトである。しかしながら、これまでは日本語の文字列の入力などに問題があったが、Ver.6ではマルチバイトコード対応となり、日本語も問題なく利用できる。デモ版で試したところ、インライン入力が可能で、削除や選択などほぼ問題なく利用できた。ただし、デフォルトのフォントがOsakaではなかった。また、書体は英語フォントへも自由に変更できるため文字化けは簡単に実現できるが、プログラマにとってはかえって好都合な場合もあるだろう。また、Unicodeテキストファイルへの保存もサポートされている。バイトオーダーコードの有無や、UTF-8にするかどうかなどのオプションが設定できる。ただし、EUCコードでの保存機能はないようだ(プラグインを期待したい)。また、AppleScriptへの対応も強化され、レコーダブルでもあり、メニューからスクリプトプログラムの処理もできる。Perlのプログラムの呼び出しメニューもある。シンタックスのカラーリングも、カスタマイズが可能となっている。価格は$119であるが、BBEdit LiteやあるいはGoLiveなどの各種Web作成ツールだとかCodeWarriorの利用者向けには$79でのクロスアップグレードが実施される(BBEdit Liteはフリーである)。 |