タイトルHyperCardライクなオーサリングツール、オブジェクトの配置も可能カテゴリーオーサリング系, システム関連ツール
作成日2000/9/12 12:2:15作成者新居雅行
Acrux Softwareは、カード形式の画面を基調としたオーサリングソフト「iBuild」のプレビュー版Ver.0.9をリリースした。フリーのiBuild Liteは25枚までのカード作成ができるので、単なるプレイヤではない。iBuild Proはシェアウエアで$49.95だが、プレビュー版特価で$19.95で販売されており、正式版へはフリーでアップグレードできる。HyperCardのカラー版といえばおおむね雰囲気は伝わるだろう。テキストやボタンに加えて四角形やあるいはQuickTimeムービーなどたくさんの種類のドローオブジェクトもカードに配置できるため、むしろToolBookに近い感じのツールだ。スクリプトの記述も可能で、AppleScriptで記述する。オブジェクトは書式などさまざまなプロパティを設定できるようになっている。カードがウインドウに表示され、デザインモードと実行モードをメニューやあるいはF1キーで切り替えるという形式であり、実行結果はすぐに確かめられる。画面の左下にはライブラリなどのタブがあって、書式設定済みのオブジェクトなどをそこからドラッグ&ドロップで取りだせる。また、右上には各種のタブがあって、そこからも機能を呼び出すことができる。ツールバーにボタンなどもあるが、タブから機能を呼び出すという独特ながらなかなか使い勝手がいいユーザインタフェースを採用している。スタンドアロンアプリケーションも作成でき、社内利用や非商用ソフトではロイヤリティは不要だ。商品版ソフトでは、$500での1回限りのロイヤリティで対応している。
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