ソフトウエアのコピープロテクトソリューションを開発者に提供するPACE Anti-Piracy社は、USBを利用したプロテクトデバイス「iLok」を開発した。2000年11月より出荷する。USBに接続したデバイスにプロテクト情報を書き込むことで、そのデバイスを接続しておかないとソフトウエアの利用をできなくするため、不法コピーを大幅に防ぐことができる。さらに、iLokの利点はプロテクト情報を追加できる点にある。Smart Cardを利用して、デバイスにプロテクト情報を追加できるため、1つのデバイスで複数のソフトウエアの実行に利用できる。MacintoshおよびWindowsに対応している。この種のプロテクトは、プロオーディオ関連のソフトウエアでよく利用されているが、プラグイン1つ1つにプロテクトがかかっているのが一般的だ。プラグイン開発社の1つBomb Factoryは、ユーザの利便性を考慮しiLokの利用を進める考えのようだ。また、フロッピーやADBによるプロテクトも、もはや現状のハードウエアを考えた場合、問題が多い。こうしたプロテクト防止機器がUSB化することで、新しいマシンでの利用もよりスムーズになることは十分に期待できる。 |