Technical Q&Aに、MRJ 2.2.3に組み込まれたJarのキャッシュの機能についての説明が掲載された。MRJ(Mac OS Runtime for Java)2.2.3より以前のバージョンでは、Jar(Java Archive)ファイルのキャッシュの機能はブラウザのキャッシュとして働いているという意味では働いていた。しかしながら、2.2.3では独自のキャッシュ機能を搭載している。Jarファイルをネットワーク経由でダウンロードする時、更新されているかどうかをGET命令を送って調べて、更新されていればダウンロードし、されていなければローカルのハードディスクにキャッシュしたファイルを利用する。初期状態では、「初期設定」フォルダのMRJ CacheフォルダにJarファイルが保存される。最大で100MBまでの上限が設定されている。また、キャッシュをクリアするにはこのフォルダをゴミ箱に捨てればよい。「機能拡張」フォルダのMRJ Librariesにあるlibフォルダの中のmrj.propertiesファイルの内容を編集することで、キャッシュの動作の設定ができる。たとえば、キャッシュするファイルの上限値や、キャッシュした結果を保存するフォルダ、ログの作成や場所などを記述することができ、その記述方法が掲載されている。 |