タイトルInterface Buliderを使ったアプリケーション構築のサンプルカテゴリー開発情報, Cocoa
作成日2000/10/26 11:21:22作成者新居雅行
Appleが提供するサンプルコードに、「SimpleCocoaApp」が追加されたが、さらにTechnoteにその解説文書も掲載された。Mac OS Xで稼動する開発ツールのProject BuilerとInterface Builderを使って、Cocoa対応の非常にシンプルなアプリケーションの例として示されているものである。ボタンをクリックするとダイアログボックスでメッセージを表示するというものだが、表示されるメッセージをラジオボタンで切り替えることができるというものだ。特に、Interface Builderを使って、ウインドウ上のテキストボックスやボタンと、定義されているオブジェクトをドラッグ&ドロップで結び、オブジェクト間でのメッセージをやりとりする様子や、各クラスのプログラム内容についての説明が書かれている。言語はObjective-Cではあるが、文字とおり非常にシンプルな内容であるので、言語の規則を調べながらプログラムを判読するのもそれほど苦にはならないだろう。Cocoaのアプリケーション開発などを始めようとしているけどもどこからてをつけていいのか分からないという方は、このTechnoteをまずは読んでみてはどうだろうか。また、Developer Toolsを持っている人は、もちろん、実際にいろいろと試すことができるだろう。Cocoa開発関連文書へのリンクも末尾にある。
なお、Mac OS Xでサンプルコードをダウンロードすると、Classic環境でStuffIt Expanderが動いてしまう。ファイルの展開結果としてはProject Builderに適した形式ではないと言えるだろう。その場合、Project Builderで、「SimpleCocoaApp.pbproj」というフォルダを開くと、Project Builderで必要なファイルが開かれる。Interface Builderでは、「English.lproj」フォルダにある「MainMenu.nib」というフォルダを開くと、ユーザインタフェースの編集画面が出てくる。いずれも、FileメニューのOpenから開くファイルを選択するのがとりあえずは確実な方法のようだ。MainMenu.nibはファイルを直接ダブルクリックすることでも開くことができる。
関連リンクhttp://developer.apple.com/technotes/tn/tn2005.html