タイトルProject Builderのサンプルの利用についてカテゴリー開発情報, Cocoa
作成日2000/10/26 13:27:13作成者新居雅行
「Interface Buliderを使ったアプリケーション構築のサンプル」という記事の追加として、以下のテキストをお読みいただきたい。
Project Builderの書類は、拡張子が.pbprojで、本来はアイコンで見えている。しかしながら、その実態はフォルダである。もし、Project Builderを一度も起動したことがない状態で、Project Builderのサンプルのファイルを解凍すると、.pbprojの名前のフォルダができてしまい、ダブルクリックでProject Builderで開くことができなかった。しかしながら、一度、Project Builderを起動して使った後に解凍をすると、.pbprojはフォルダではなく1つの項目として見えて、ダブルクリックで開くことができるようになった。
一方、Interface Builderで編集するユーザインタフェースの情報は、.nibという拡張子のファイルに保存される。.nibファイルをダブルクリックすればInterface Builderが起動するのが通常だが、実はこれも実態はフォルダである。いちど、Interface Builderを起動するか、あるいはProject Builderを起動すれば、.nibは1つのアイコンとして認識されるようになる。ただし、その場合でも、Project Builderのファイル一覧にある.nibファイルの項目をダブルクリックしても、Classic環境のStuffIt Expanderが起動してしまう。だから、DesktopのFinderのウインドウで、.nibファイルのアイコンをダブルクリックしてInterface Builderを呼び出す必要があるようだ。
こうした操作状況は環境依存するかもしれないので、常にこのようになるとは限らないとは思われる。まとめると、.pbprojがProject Builder、.nibがInterface Builderの書類であるが実態はフォルダである。フォルダをパッケージとして認識させる作業は、Project Builderなどをいったん起動した後でないと有効にならないと思われるということである。フォルダのままになっていても、ファイルを開くダイアログボックスでフォルダを選択することで開くことができるのである。
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