電子メールソフトのArena Internet MailerがVer.2.0にバージョンアップする。また、Carbon対応版はVer.2.1としてその後にリリースされる予定となっている。ArenaのVer.2.0のベータ版は2000年11月7日に公開予定で、正式版は12月後半にリリースされる。アップグレード料金は2,000円だが、7月1日以降の登録ユーザは無償でアップグレードできる。Ver.2.0からVer.2.1へは無償でアップデートできる予定だ。購入価格は\3,800である。Ver.2.0では、Palm対応がなされ、メールをシンクロナイズできるようになったほか、Palm Desktopアプリケーションとの連動の機能も追加された。また、メールボックスの一覧表示、キーボードによるメールボックスへのアクセス、より簡単になったカスタマイズ、バックアップを容易にするなどの変化がある。ArenaはFinderの操作性を持つ、Mac OSを操作する上での親和性の高さや、あるいはカスタマイズなどができる点に特徴がある。また、ユーザの声を積極的に取り入れる開発スタイルなどでも支持を集めている。World PC Expoのセミナーでは、Carbonで稼動するArenaをデもとして見せており、すでにリリースについては技術的にはクリアされているものだと思われる。一方、Finderライクな操作体系というのはMac OSのFinderである。Mac OS XのFinderの操作体系は随所に違いが見られる。こうしたOSのユーザインタフェースの変化をどう取り込むかといった点にも注目ができるだろう。 |