タイトル | Mac OS XをWindows向けサーバやクライアントにするDAVEをリリース予定 | カテゴリー | ネットワーク, Windows |
作成日 | 2000/11/4 11:56:19 | 作成者 | 新居雅行 |
Thursby Softwareは、Mac OS Xで稼動する「DAVE for Mac OS X」を2001年1月に開催されるMacworld Expo/San Fransiscoで公開する。DAVEはMac OS向けにすでに発売されいる。Mac OS上で稼動し、Windowsのファイル共有サーバに対して接続することができる。また、Windowsクライアントに対してファイルサーバとしても機能する。プリンタ共有の機能も利用できる。WindowsのネットワークにMacintoshを参加させることなどに利用できる。 DAVEは、UNIX向けのオープンソースソフトウエアであるSambaをもとに作られたものである。Mac OS X ServerでもSambaをコンパイルして動かすことは可能だったことから、Mac OS用のDAVEに比べて、Mac OS X用のDAVEは極めて容易に稼動はさせることができる。また、Mac OS Xですでに稼動させたという報告もある。ソースコードからコンパイルすればいい。ただし、ファイル名の格納方法として、Shift-JISなどには対応しているものの、Mac OS Xの形式であるUTF-8には対応していないため、たとえばSambaをファイルサーバとして利用したときに、日本語のファイル名のファイルが正しく取り扱えなくなる。こうした点が解決されてDAVEが利用できるのであれば歓迎されることではある。 SambaとDAVEの違いは、おそらく各種の設定をきちんとしたユーザインタフェースで行えるようにしてくると思われる。その意味でオープンソースとして入手できるものとの差別化は行える。ちょうど、Tenon社のiToolsなどと同じような位置付けの商品となるだろう。いずれにしても、Mac OS X Public BetaにはWindows向けのファイル共有機能が組み込まれていない。Windowsとの共存はもはや必須の機能だけに、Mac OS X版のDAVEの登場は期待できるだろう。なお、Mac OS Xの正式リリースから90日以内に、DAVE for Mac OS Xを発売するとしている。日本の販売代理店であるメディアビジョンのサイトでは、Mac OS X対応版のDAVEについては何の記載もない。 | |
関連リンク | Thursby Announces DAVE for Mac OS X |