タイトル | 【Mac OS X Public Betaシリーズ】Javaプログラムで日本語を表示する1つの方法 | カテゴリー | Java, Mac OS X Public Betaシリーズ |
作成日 | 2000/11/15 13:51:15 | 作成者 | 新居雅行 |
MDOnline 2000/9/27号で「【Mac OS X Public Betaシリーズ】Javaの開発環境まであるけれど…」として、AWTのコンポーネントを使ったJavaのアプレットをMac OS X Public Betaで動かしてみたが文字化けをしたことを報告した。その後、MOSA Software Meetingでも同じような話をしたが、それを聞いていた山崎誠氏がプログラミングの工夫をすることで、日本語の表示ができる場合もあることを突き止められた。その内容が、筆者が運営しているMacJavaメリーリングリストで公開された。山崎氏は、java.awt.Labelでの日本語の表示に成功したということだ。そのためには、まず、ソースプログラムをUTF-8で保存をする。プログラム上では、コンポーネントに対して日本語のフォント設定を行う。そして、javacでのコンパイルで、「-encode UTF-8」 というオプションをつけるのだが、Project Builderでこのオプションが設定される工夫としてシェルスクリプトを利用する方法を紹介している。ただし、この方法ですべてのAWTコンポーネントで日本語表示ができるわけでないそうで、引き続きいろいろなコンポーネントでの動作を続けるとのことだ。 既定の状態での日本語表示がうまく行われないだけに、何とか日本語を表示するということをしたいとも考えるだろう。だが、Mac OS Xのフォント名をコードに埋め込むのは、ソースのクロスプラットフォームでの互換性を低下させるものだとも言える。しかしながら、Mac OS XでのJava環境を体験するためには、やはりそれなりに動くようにするというのは避けて通れないとも言えるだろう。 | |
関連リンク | java.awt.Labelで日本語出ました。 |