実際に開発していく手順を、ディスプレイ上の動きをそのまま録画したような形で解説しつつ進んでいく構成になっている。ただし、デモムービーの中では実際のユーザーの開発環境として現実には多くなるであろうWindows NTのディスプレイ上で話が進んでいく。だから左下のスタートメニューから起動させていくのだが、Mac OS X Serverでは、左上のアップルメニューから起動させることになる。NT上とMac OS X Server上での違いはおよそその一点ぐらいで、起動してからの操作方法はまったく同じであるので心配ない。
ということで、もしも同じデモ通りの事を試してみようと思ったら、Oracleが動いているサーバと映画のデータベースが事前に必要になるという点には注意しておこう。もっとも、データベースは必ずしもOracleである必要はない。ちなみにわがサイトではMySQLをMac OS X Server上で稼動させている。
最後に、「Direct To Web デモ.mov」(図6)である。「データベースアプリケーションの簡易開発やプロトタイピングなどを行うことができるWebObjectsの開発ツールの一つ"Direct To Web" のデモンストレーションです。データベース接続やダイナミックなアプリケーションのカスタマイズなどをご覧いただけます。」と解説されている。 ◇図6
Direct To Webというのはぶっちゃけた話、データベースのフロントエンドにブラウザをもってきて、ブラウザ上からデータの登録や削除などをしてしまおう、と言うことだ。これまたWebObjectsではこれを標準的に作ってしまうウィザードが用意されていて、極簡単な操作でできてしまうことがよくわかる。ここでもWindows NT上での画面で、データベースはOracleが使われている。