タイトル | Carbonで利用できるリスト/テーブル形式のコントロールの利用方法を説明 | カテゴリー | Technote, ユーザインタフェース, Carbon/CF |
作成日 | 2000/12/7 11:20:16 | 作成者 | 新居雅行 |
Technical Noteとして、CarbonLib 1.1に導入された新しいコントロール「DataBrowser」についての文書が掲載された。DataBrowserは、Finderのファイル一覧に利用されている模様で、リストコントロールとして利用できる。複数の列を持たせた表示も可能だ。さまざまな形式の表示やコールバックの定義ができるなど、かなり高性能なコントロールではあるが、そのため、文書も膨大になっている。しかしながら、コントロールを利用するために必要な概念なども含めて丁寧に説明されている。データ構造や関数もリファレンスできるようになっている。APIはC言語だが、コントロールの設計自体はオブジェクト指向を意識したものとなっている。文書を見ているとさまざまな興味深い機能がある。Finderのリストにあるような階層化リストが作成できる。また、テキストをセルに設定できるが、編集可能なテキストにできるようで、インライン変換も含めたセル内での編集作業にも対応しているようだ。また、テキスト処理に関してはUndoの機能も含まれている。コールバック関数を利用するが、コンテキストメニューの定義もできる。リスト系のコントロールに弱いとされていたToolboxであり、Appearance Managerの登場とともに高機能なものも投入されたようだがプログラマへは浸透しなかった。CarbonでのDataBrowserはしっかりしたドキュメントが公開されたことで、利用はより進むことは十分に考えられる。 | |
関連リンク | The Browser Control (aka That ListView Thing) |