タイトルDreamweaver、Fireworksの次期バージョンの日本語版が発売カテゴリーオーサリング系
作成日2000/12/12 12:16:47作成者新居雅行
マクロメディアは同社のWebサイト構築ツールのバージョンアップ版「Macromedia Dreamweaver 4 日本語版」(\20,000)を2001年2月より販売開始する。また、Web向けのグラフィックス作成ソフトのバージョンアップ版「Macromedia Fireworks 4日本語版」(\16,000)を2000年12月22日より発売する。また、現在も発売されている両方のソフトをパックにした「Macromedia Dreamweaver4/Fireworks 4 Studio日本語版」(\22,000)も2001年2月より販売開始する。(価格は通常版で、エデ?ケーション版、スチューデント版もある。)
Dreamweaverの機能アップ点についてはユーザインタフェースの統一や、ポップアップメニューやロールオーバーの機能の強化、JavaScriptのデバッグ機能、さらにオライリー社のHTMLリファレンスをオンラインで参照できることなどとなっている。Fireworksの新しい機能としては、JavaScriptを含むようなナビゲーションやロールオーバーの制作、JPEGの圧縮を領域を指定して行えること、バッチ処理などとなっている。また、それぞれのソフトの連係についても改良されている。Dreamweaverでは、HTMLとソースの編集のスムーズな点についても改良されており、高度なWebサイトの構築ユーザへもアピールしている。
「ホームページ作成ソフト」と「Webサイト構築ソフト」はもはや分離されたジャンルと言ってよいだろう。Mac OSでは後者はAdobe GoLiveとMacromedia Dreamweaverが激しくシェア争いをしている。GoLiveは2000年10月にVer.5.0がリリースされ、前のバージョンが買収したCyberStudio色が強かったのに対して、Adobeの製品の一員となったという印象がある。GoLiveもDreamweaverも、デザイン指向の機能についてはほぼ一巡し、サイト構築やスクリプトを組み込むようなページの構築ツールの機能を充実しつつある。ある意味では、プログラミングツール的な色合いもあるツールとなりつつある。一方、HTMLを超えたWebサイトに必要とされる機能は変化が激しいが、そうした機能にどこまで追随できるかということが今後の課題となるだろう。
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