Marcel Bresink Sotware-Systemeは、Mac OS Xでの設定ファイルを参照したり編集可能なエディタ「PrefEdit」のβ版をリリースした。2001年1月31日までの期限付きとなっている。Mac OS Xのアプリケーションやあるいはシステムは、一般にはXML形式でさまざまな設定を、ユーザのホームフォルダにあたる~/Library/Preferencesというフォルダにファイルとして保存している。もちろん、それぞれをテキストエディタで開いて編集などは不可能ではないが、PrefEditを使うと、すべての設定がまとめて一覧されると考えればよい。Desktopのコラム表示のように、3分割されたリスト表示があり、階層付けられて記録されている設定をブラウズし、特定の項目を変更することもできる。各種アプリケーションやシステムの設定がこれらの設定ファイルにあることが分かるが、PrefEditではそれの編集や検索をサポートする。もちろん、不用意に変更することはお勧めできないが、開発の補助ツールとしてはもちろん、ある意味では解析などにも利用できる。ちょっと意味的には違うのだが、Mac OSでのResEditのような位置付けのツールであると言ってもよいだろう。システムの奥深くを覗き見たりしたいユーザはもちろん、開発者にとっては必須のツールではないだろうか。なお、すべてのシステム設定をPrefEditで参照できるわけではない。設定によってはNetInfoのディレクトリに納められているものもある。また、設定ファイルは、Preference fileと呼ばれるが、DockにあるSystem Preferencesとは混同しないようにする必要がある。System Preferencesは、必ずしもPreference fileを変更するとは限らないのである。 |