タイトルMac OS 9.1に関する文書がTIL-Jに公開、インストール時の問題解決などカテゴリーTech Info Library-J, Mac OS 9
作成日2001/1/13 12:44:31作成者新居雅行
Tech Info Library-Jに、新しくリリースされたMac OS 9.1についての情報が掲載された。以下はその文書へのアドレスと要約だ。以下の文書は英語で公開されたものを記事としてお届けする予定だったが、執筆前に日本語での情報が公開されたので、そちらの文書を紹介しておこう。

◇75103JC:Mac OS 9.1: ソフトウェアのダウンロードおよびインストールの前に (Read Me)
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=75103
この文書は、アップグレード前に目を通しておいた方がいいだろう。特定の機種での問題点や、分かっている不具合などがあるので、自分の環境でMac OS 9.1にアップデート可能かどうか、あるいはアップデートして問題が出ないかなどを検証してからアップデートを行なうのが無難だ。

◇106095JN:Mac OS 9.1: 他社製の USB カードを使用している場合 Pro Keyboard の CD ではインストールできません
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=106095
Apple Pro Keyboardに付属のCDでMac OS 9.1にアップデートできるが、その場合は、Macintoshに標準で組み込まれているUSBポートに接続した場合しかできない。拡張カードでのUSB端子の場合には、インストールCD等が必要となる。

◇106097JN:Mac OS 9.1: システムが Mac OS 8.5 以降で動作している場合のみ、アップデートが可能です
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=106097
インストールCDを使う場合のMac OS 9.1へのアップデートは、Mac OS 8.5以降のシステムに対して行える。

◇106085JC:Mac OS 9.1: Mac OS 9.1 にアップデートすると、いくつかの初期設定情報が失われます
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=106085
アップデート後に、Mac OS 9の設定のうちクリアされる設定がまとめられている。Finderの表示設定、ゴミ箱関連、デスクトッププリンタが非選択、TCP/IPによるファイル共有のオフ、Web共有の無効が挙げられている。これらは手作業で設定をし直す必要がある。

◇106094JN:twentieth anniversary Macintosh, Mac OS 9.1: Mac OS をアップデートすると仮想メモリの設定が無効になります
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=106094
20周年モデル特有の問題で、後から仮想メモリを有効に手作業で設定する必要がある。

◇106089JN:Mac OS 9.1: 初期の Power Macintosh にインストールするには CD から起動してください
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=106089
初期のNuBus対応のPower Macintoshは、Mac OS 9.1のアップデータを利用できない。CDを入手して、それを利用してインストールを行なわないといけない。

◇106074JN:Mac OS 9.1, FireWire 2.7: 他社製 FireWire ドライブではオーディオ CD を認識できないことがあります
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=106074
サードパーティのFireWireドライブでは、基本的にはサードパーティが供給するドライバを組み込む必要がある。そうしないと、オーディオCDを認識しない場合や、あるいはイジェクトができないことがある。

◇106082JN:Mac OS 9.1: 必要となるハードディスク容量
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=106082
インストール時に320MB、再起動後のシステムフォルダは160MBとなっている。

◇106083JN:Mac OS 9.1: PowerBook 1400 が PRAM リセット後に再起動しない
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=106083
表題の通りで、その場合は、背後のリセットボタンを押して再起動すれば、後は問題なく利用できる。

◇106081JN:Mac OS 9.1: システム起動時に「機能拡張マネージャ」を使用すると、コンピュータが応答しなくなる
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=106081
起動時にスペースキーを押しておくと、機能拡張マネージャが利用できるが、Iomegaのドライバがあるとその段階でフリーズしてしまう。Iomegaドライバのファイル名を変更して読み込み順序を変更し、この問題を回避させる方法が記載されている。

◇106091JN:Mac OS 9.1: ダイアログボックスは一回ではキャンセルされません
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=106091
AppleScriptのアプリケーションが、アプリケーションのファイルを指定させるダイアログボックスを出すことがある。それをキャンセルしようとしても、何度かキャンセルをクリックしないといけない。この問題は将来のバージョンで修正予定となっている。

◇106092JC:Mac OS 9.1: ARAP オプションは無くなりました
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=106092
リモートアクセスではARAP、つまり、古くからある接続機能は利用できなくなった。PPPを使う必要がある。
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