2001年1月に開催されたMacworld Expo/San Franciscoにおいて発表された、音楽プレイヤソフトのiTunes、およびCD-R/RW書き込みソフトのDisc Burnerの日本語版が公開された。iTunesは、MP3データの再生はもちろん、音楽CDの再生、音楽CDからのMP3データの作成、そしてMP3プレイヤへのデータのやりとりが行える。また、インターネットラジオのチューナとしての機能もある。さらに、Disc Burnerとの組み合わせで、CD-Rによる音楽CDの作成も可能だ。ただし、対応ドライブは、Apple純正のCD-R/RWドライブとなっている。iTunesの使い方は非常に簡単であるが、AppleのWebサイトでは使っているところをQuickTimeムービで参照することができる。iTunesはフリーで利用できる。
なお、英語版のiTunesをすでに使っている人も多いだろうが、そうしたユーザ向けの文書が用意されている。ただし、執筆時点ではエラーとなって参照できないので内容は確認できない。そこで、何が必要なのかを探ったが、どうやら、英語版のiTunesのフォルダ（あるいはアプリケーション）を削除してから、日本語版をインストールした方がいいようだ。英語版をインストールすると、起動ディスクに、iTunesフォルダができている。その状態で日本語版をインストールしても、アプリケーションは英語版のままで置き換わらない。だが、英語版をフォルダごと削除すれば問題はない。なお、MP3データをiTunesフォルダに入れているのなら、そのデータはもちろん退避させる必要がある。こうして日本語版をインストールすれば、ライブラリなどは英語版のものがそのまま再現される。DVD-ROM搭載のiMacやPower Mac G4 Cubeのユーザは、DVD-ROMのファームウエアのアップデートを行っておくのが良いようだ。
なお、インターネットラジオについては、英語版と同じ局になっており、特に日本向けに新たに局が追加されているということはないようだ。
◇iTunes日本語版
http://www.apple.co.jp/itunes/
◇英語版iTunesをインストールした方へ
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=100451
◇Disc Burnner 1.0
http://www.apple.co.jp/ftp-info/reference/disc_burner_1.0.html
◇iMac/Cube DVD-ROM Update
http://www.apple.co.jp/ftp-info/reference/dvd-rom_update.html |