タイトル | Mac OS XのKernelやWebObjects、Carbonへの移植の文書が書籍化 | カテゴリー | 雑誌、書籍, WebObjects, Carbon/CF, Mac OS X |
作成日 | 2001/1/29 18:20:54 | 作成者 | 新居雅行 |
Appleの技術ドキュメントを書籍としてオンライン販売しているFatbrain.comで、2000年12月に以下のドキュメントが新たに公開されている。 ◇Kernel Environment http://www1.fatbrain.com/asp/BookInfo/BookInfo.asp?theisbn=DM10006266 Inside Mac OS Xシリーズの1つとして「Kernel Environment」が2000年12月に発行されている。Mac OSあるいはLinuxやFreeBSDの知識を持ったエンジニア向けに、Mac OS Xのコア部分を理解するための解説が行われている。基盤となるシステムのアーキテクチャに加えて、カーネルの機能拡張など、カーネルレベルでの開発を行うようなプログラマ向けの情報も含まれている。104ページで、$11.50となっている。なお、PDFでも同様なドキュメントが配付されているが、2000年7月の日付となっており、ページ数は少し多い。 ◇WebObjects Overview http://www1.fatbrain.com/asp/bookinfo/bookinfo.asp?theisbn=DM10006286 Inside WebObjectsシリーズの1つとして「WebObjects Overview」が2000年12月に出版されている。100ページで$11.25だ。WebObjectsでの開発を行うにあたって、WebObjectsで制作できるものとして4つのパターンがある。それぞれ、HTMLベースのもの、Direct to Web、Javaクライアント、Direct to Javaである。これらがどのようなものであるかということの解説が行われており、どの開発方針を取るのかということを検討する材料にもなるだろう。これに対応するPDFのドキュメントはAppleのサイトでは見つけることができなかった。 ◇Carbon Porting Guide for Mac OS X http://www1.fatbrain.com/asp/bookinfo/bookinfo.asp?theisbn=DM10006276 Inside Carbonシリーズの中の「Carbon Porting Guide for Mac OS X」が、書籍としてFatbarin.comより販売されている。既存のMac OS向けアプリケーションをCarbon対応するにするために必要なことが記載されていて、行うべき作業についての詳細が掛れている。また、Carbon Eventモデルについても記載されている。発行年は2000年12月となっている。ページ数は166、価格は$15.38となっている。なお、同じ名前のドキュメントがCarbon SDKに含まれているが、Ver.1.1のものは52ページ、Ver.1.2のものが164ページなので、Carbon SDK 1.2にあるものと内容的には同じだと思われる。 | |
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