アップルコンピュータは、2001年1月に発表された製品の報道向け説明会を開催した。製品のスペックなどはすでにたくさんの記事を目にしていると思うが、アップルとしてどういった点を強調したいのかということを知っておくとも有益だと考える。以下、発表会での内容をお伝えしよう。
まず、ハードウエア製品の位置付けを6つのマス目に配置した。下段中央は何も製品はなくアップルマークが表示されている。それについての説明はなかったが、そこに製品を埋めるという伏線だとしたら、なかなか想像力をかきたててくれるチャートだ。
┏━━━━━┳━━━━┳━━━━━━━━━━━┓ ┃iMac ┃Cube┃PowerMac G4┃ ┣━━━━━╋━━━━╋━━━━━━━━━━━┫ ┃iBook┃ ● ┃PowerBookG4┃ ┗━━━━━┻━━━━┻━━━━━━━━━━━┛
なお、出荷の遅れが噂されていたPowerBook G4は、今週から工場出荷が開始され、2/5の週の週末(2月9日あるいは10日か?)から店頭で発売されることが表明された。また、数が増えてきたアップル提供のソフトウエアもマトリックスに配置して位置付けを明確にした。プロ向けの音楽ソフトについてはアップルからは提供されていないが、ProToolsなどという説明があった。
┏━━━┳━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━┓ ┃ ┃コンシューマ┃ プロ ┃ ┣━━━╋━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━┫ ┃ 映像┃iMovie┃FinalCutPro ┃ ┣━━━╋━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━┫ ┃DVD┃ iDVD ┃DVDStudioPro┃ ┣━━━╋━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━┫ ┃ 音楽┃iTunes┃ (ProTools) ┃ ┗━━━┻━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━┛
その後各製品の説明が行われた(別掲の記事を参照)。そして、最後に、コンピュータの発展の変遷を示し、2001年以降はデジタルライフスタイルが定着することととなり、その中核にMacintoshが位置するようになるとして将来展望をまとめた。 |