タイトル音楽の楽しみ方を変えるiTunes、コンシューマのDVD制作を可能にしたiDVDカテゴリー周辺機器, アプリケーション
作成日2001/1/30 19:3:14作成者新居雅行
◇iTunes
 http://www.apple.co.jp/itunes/index.html
2001年1月30日に開催された報道向け説明会において、iTunesについての説明も行われた。iTunesを使うと、好きな曲だけをピックアップして聞くことも簡単であり、音楽の楽しみ方をガラリと変えるものだと紹介があった。簡単に使えることをデモした。音楽CDのデータをMP3にするところを示し、8倍〜9倍の再生スピードでエンコードができ、1枚のCDでも数分でデータ化できることを示した。また、曲名やアーチスト名の一部の文字列から検索をしたり、ブラウザを使ってアーチスト別あるいはアルバム別での検索が簡単にできることを示した。さらに複数の曲をかけるときにはプレイリストを作成し、ドラッグ&ドロップで曲を登録することができる。さらに、ビジュアルの機能を利用することもデモされた。また、ビジュアル中にはキーボードを利用して曲名を表示させたりもできる。さらに、プレイリストをCDに焼き込むことができる。また、ポータブルのMP3プレイヤにデータを移して曲を聞くこともできる。また、インターネットラジオの受信ができることも示した。なお、対応プレイヤを増やすことや対応ドライブを増やすことは今後積極的に行うと説明された。

◇iDVD
 http://www.apple.co.jp/idvd/index.html
iDVDについても説明が行われた。世界でもっとも簡単なDVDオーサリングソフトウエアと紹介した。専門家しかできなかったDVD作成をコンシューマでもできるようにしたものである。また、QuickTimeファイルをドラッグ&ドロップすることで制作ができる。背景やボタンなどの「テーマ」を選ぶだけで、簡単に洗練されたデザインの画面ができる。プレビューの機能により、書き出しをしなくても作成結果を確認できる。最長で1時間のコンテンツを、MPEGでエンコードして、DVD-Rで書き込みを行う。これらは通常のDVDプレイヤで再生できる。
デモが行われた。QuickTimeムービーをドラッグ&ドロップしてメニューを作るところや、静止画像を使ったコンテンツなどを示した。(静止画のスライドショーは、デジタルカメラで撮影した画像の整理にも使えるだろう。)テンプレートを選択するだけでなく、フォントや色などカスタマイズすることもできる。また、バックグランドなどを自分で作ったグラフィックスを利用することもできる。作成したディスクをDVDプレイヤで実際に見せた。
こうしたiDVDの用途としては、ムービーアルバム、ビデオレター、プレゼンテーション、インフォメーションキオスク、販売促進ツールとしての利用などが考えられるとした。
なお、制作されたDVDディスクには特定のリージョンコードではなく、すべてのリージョンで使えるものとなる。iDVDはそうした機能しか提供していない。また、作成された作品にAppleのエンボスが見えているが、それは消せないと説明があった。
さらにDVD Studio Proの英語版を\128,000で2月より発売する。フルスペックのDVD制作ができる。
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