タイトル | Mac OS Xに対応したATOK14が2001年4月20日にリリース | カテゴリー | アプリケーション |
作成日 | 2001/2/1 14:2:12 | 作成者 | 新居雅行 |
ジャストシステムは、インプットメソッドのATOK14のMac OS対応版をリリースする。2001年3月9日に「ATOK14 for Mac OS 9/8.6」、2001年4月20日にはMac OS Xで稼動する「ATOK14 for Mac OS X」を発売する。価格はいずれも9,800円であるが、ATOK登録ユーザに対しては直販で5,000円で販売される。また、両方のATOK14をパックにした「ATOK14 Suite Pack for Mac OS」も、2001年4月20日から12,800円で発売する。「ATOK14 for Mac OS 9/8.6」の購入ユーザに対しては、1,000円の実費で「ATOK14 for Mac OS X 」を提供する「ATOK14 for Mac OS 9/8.6 特別アップグレードキャンペーン」も行われる。 ATOKはやはり市場でもっとも評価の高いインプットメソッドと言えるだろう。かな漢字変換ではもはや機能の一部分しか語られない。文節の連係や文法上の解説結果などを使ってより確実な漢字混じり文への変換ができる。また、最近のATOKは口語表現でも間違いなく変換する機能や、さらにはインターネットを通じてATOK14間でユーザ辞書を共用できるサービス、あるいはインターネットサイト検索の機能を込めるなど、使い勝手の面でもさまざまな機能が追加されている。Windows版のATOKの発表会での情報では、たとえばATOK14を使うことでWindowsとMac OS、Mac OS Xの間で共通のユーザ辞書を使うことが出来、1つのパソコンで登録した単語がすべてのマシンに反映されるということにもつながり、利便性は高いと言えるだろう。 Windowsの世界では、システムに標準搭載されたMS-IMEは、ATOKを目指して機能強化を図り、ATOKに対抗できるものを目指している。それでも市場の評価はATOKの方が高いものの、MS-IMEもかなり接近したと言えるだろう。一方のMac OSではことえりが標準で組み込まれているが、ATOKとの変換性能の差は歴然とある。ATOKのMac OS向けリリースが後手に回されていたことからも、日本語環境という点ではMacintoshはやはり遅れを取っているという印象は拭えなかった。しかしながら、Mac OS Xに対しては正式発売から1ヶ月後に対応するという点では、素早い対応として評価できる。また、Mac OS 9/8.6版についても、Windows版一太郎11よりは1ヶ月遅れ、Windows版の単体版とは同時に発売されることになった。 | |
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