サン・マイクロシステムズは、Javaでの開発ツール「Forte for Java 2.0」をリリースした。元はNetBeansとして開発されていたツールを会社ごと取得して、サンの製品としてリリースをしたものが最初のForte for Javaである。そのバージョンアップ版Ver.2.0がリリースされた。無償のCommunity Edition、75,000円のIneternet Editionがある。Community Editionはすでにダウンロードが可能になっている。対応プラットフォームは、Solaris 7およびSolaris 8 SPARC Platform Edition、Linux、Windows NT 4.0、Windows 2000となっており、Java2 SDK Ver.1.3が必要になっている。なお、Forte for Java自体もJavaで作成されていることや、プラットフォームに依存しないインストーラも用意されていることから、Mac OS X Public Betaでのインストールを試みたが、順当な方法ではインストーラと思われる最初のウインドウだけが表示され、ウインドウの中身は何も表示されないという状態で処理はストップした。そのアプリケーションは終了できるものの、インストール作業は継続されなかった。(Mac OS X Public BetaはJava2 SDK Ver.1.2.2に相当するものと思われるが、バージョンが1.3ではないためにインストーラが動作しないかどうかは不明である。) Forte for Javaは、ビジュアルにウインドウなどのGUIを設計できる機能を含んだ統合開発ツールである。プラグインで機能を追加できるようになっている点も大きな特徴である。新しいバージョンではデバッグ機能の改良などが行われている。Communiy Editionでは、アプレットやアプリケーションの開発ができるが、Internet EditionではWebアプリケーションの開発を支援する機能や、複数のプログラマによる開発の支援もできるようになっている。 |