タイトルQuickTime 5 Public Previewの使用期限が終了、とりあえずは旧版に戻すしかないカテゴリーQuickTime
作成日2001/2/15 18:0:37作成者新居雅行
QuickTimeの時期バージョンVer.5のプレビュー版がリリースされているが、日本語版の使用期限が2001年2月15日に切れる。起動すると、「Sound Manager extension has expired」「QuickTimeの期限が切れました」「QuickTime MPEG機能拡張の期限が切れました」などといくつかの警告メッセージが表示される。そして、QuickTimeなどはもちろん、サウンド関連の機能が正しく動作しなくなる。筆者のシステムでは、SoundStickを接続した状態で起動しなくなってしまった。スピーカとのUSB接続を取り除くことで起動するようになった。QuickTime関連はもちろん、「サウンドマネージャ」機能拡張がも機能しなくなるようで、いずれにしてもきちんと機能しなくなる。
使用期限を延長したものを公開するとWebサイトにはアナウンスしているが、執筆時点ではアップデート版の登録は確認できなかった。安全な対処方法は、QuickTime 4.1.2をインストールすることだ。機能拡張マネージャで、QuickTime 5 Public Preview関連の機能拡張を使用しないようにしておき、QuickTime 4.1.2をダウンロードなどして、古いバージョンを再インストールすればよい。
いずれにしても、QuickTimeのような基本機能が「使用できなくなる」という事態は、どう割り引いたところでアップルの対応に疑問を抱かざるを得ない。得に、Preview版を思い切って使っているようなユーザに対しての仕打ちとしては厳しすぎないだろうか。こうした本来とは違う部分で、「Preview版は使わない方がいい」といった消極的な意見が蔓延することに心配してしまう。
関連リンクQuickTime 5 Public Preview