タイトル | 【Inside Mac OS X】WebObjects OverviewではVer.5の開発ツールが見られる? | カテゴリー | 雑誌、書籍, WebObjects, Inside Mac OS X |
作成日 | 2001/2/15 19:14:6 | 作成者 | 新居雅行 |
米国のFatbrain.comに注文していた書籍が届いた。そのうちの1冊「Inside WebObjects: WebObject Overview」をパラパラと見ていると…おや?Aquaだ!つまり、画面ショットがMac OS Xで作成されているのである。実際に作られたJava Clientの画面などに加えて、実際の開発環境についても画面ショットが見ることができる。この書籍は、Java2対応のWebObjectsについて書かれているため、Ver.5と判断して良いだろう。まだ未発表のWebObjects 5の開発ツールの画面を、この書籍からは垣間見ることできるのだ。 Project Builderは、現在Public Beta向けに開発されて配付されているような、1つのウインドウを分割する形式のものが掲載されている。というか、Public BetaのDeveloper ToolsにあるProject Builderとまったく同じ形式だ。だから、WebObjects 4.5のようなタイプのProject Builderでもなく、Developer ToolsのProject Builder WOとも異なる形式のようである。左側にプロジェクトに登録されたファイルなどの一覧があるが、分類は、Classes、Components、Resourcesなどと、Ver.4.5と同じようなものになっている。そのウインドウにビルドや実行ボタンがあるので、Ver.4.5のように別のパネルを出す形式ではない。また、ユーザインタフェースを設計するWebObject Builderは、Ver.4.5までと同じような形式で、上半分がページ設計、下半分がオブジェクトのブラウザとなっており、中間部分にタグ形式でコンポーネントの階層が出ており、ウインドウ上部にはアイコンが並ぶ。また、別ウインドウでインスペックタがあるなど、こちらはProject Builderと違って大きな変化はない。Java Clientのユーザインタフェース設計は、現在のPublic Beta対応のDeveloper ToolsにあるInterface Builderそのものである。いずれにしても、WebObjects 5の開発ツールの画面はおそらくこの書籍に掲載されたものからそれほどは違わないと考えられる。 「Inside WebObjects: WebObject Overview」は100ページに満たないページ数で、WebObjectsを概観している。WebObjectsの基本的な概念やEOF(Enterprise Object Framework)を説明し、作成できる4つの代表的なアプリケーション(HTMLベースのApplictaion、Direct to Web、Java Client、Direct to Java)について、それぞれ概要を説明している。WebObjectsの全体像を知るためにはかっこうの書籍だと言えるだろう。 また、Inside WebObjectsシリーズとして、次のような書籍の出版が計画されている。作成できるアプリケーションごとの詳細がドキュメントとして参照できるようになるわけで、待望の書籍と言えるだろう。
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