フォーディー・ジャパンは、データベースソフト4th Dimension(4D)のVer.6.7日本語版を、2001年3月29日発売すると発表した。Standard Editonが39,000円、Developer Editionが128,000円となっている。4Dは1980年代から開発が続けられているリレーショナルデータベース開発環境で、データベースエンジンやフォームなどのGUI開発ツールが一体化されたものである。早い時期から、テーブル間のリレーションをグラフィカルに表示したデザイン画面を採用したり、あるいはグラフ作成までもデータベース内で作成できるようにするなど、先進的なデータベースであった。個人が使うデータベースだけでなく、システムインテグレータがカスタムシステムを作るような用途で使われ続けている。当初はMacintosh専用であったが、現在はWindows版も販売されている。Web経由でのデータベース処理にも対応した。新しいバージョンでは、フォームの継承機能や、WindowsとMac OSでのデータベースファイルの共通化、SSLの対応などが行われている。ただし、Carbon等のMac OS Xネイティブではなく、従来のMac OS対応アプリケーションである。なお、英語版の4D Ver.6.7は、2000年10月にリリースされている。英語版は2001年3月にバグ修正やタグの追加などの機能向上を行ったVer.6.7.1がリリースされている。 |