タイトル | Adobe Acrobat 5.0が近々リリース、PDFをRTFに書き出す機能などが追加 | カテゴリー | オーサリング系 |
作成日 | 2001/3/13 14:58:38 | 作成者 | 新居雅行 |
Adobe Systemsは、電子文書の標準フォーマットであるAcrobatの制作環境であるAdobe Acrobatの次期バージョンVer.5.0を、2001年の第2四半期にリリースすると発表した。米国だけでなく、日本もそのスケジュールとしている。価格は$249で、現行のVer.4からのアップデートは$99となっている。日本での価格等については執筆時点では発表されていない。 新しい機能の1つは、PDFをさまざまなファイルフォーマットに書き出すことができる点だ。特にRTF(Ritch Text Format)に書き出すことが可能となっており、PDF文書をWordで再編集ということも可能になった。また、電子署名はVer.4.0でも利用できたが、各社の暗号化システムを利用できるようになった。さらにグループワークを支援する機能として、オンラインでコメントの共有を行うといった機能が付加された。WebDAVを機能させたWebサーバあるいは、ODBC、Office Server Extensionsを使って、文書に付加するコメントをオンラインで共有する。ブラウザをベースに、オンラインでPDF文書を参照し、それに対するディスカッションを行うといったようなイメージのようだ。フォームの機能も拡充され、入力した結果をXMLで得られるようになっているため、バックエンドシステムでの処理がやりやすくなっている。バッチ処理に付いても、Ver.4よりも細かくいろいろな処理を組み込みやすくしている。 Windows版はWindows 98/MeやNT/2000で稼動する。Macintosh版はMac OS 8.6〜9.1で稼動する。つまり、Mac OS Xにネイティブには対応しないということだ。PDFからRTFに変換する機能などはそれなりに需要があるかもしれないが、全体的に見てVer.3やVer.4のときのような大幅なバージョンアップではないと言えるだろう。 | |
関連リンク | Adobe Acrobat 5.0 |