タイトルBrowsing Mac OS X》Mac OS Xがついに正式発売、Public Betaからここが変わったカテゴリーBrowsing Mac OS X, Mac OS X
作成日2001/3/24 18:27:37作成者新居雅行
Mac OS Xが発売されたが、やはりMac OS X Public Betaから使い込んだという方も多いことだろう。この記事では、そうした方々に向けて、Mac OS XでのPublic Betaから変わったところを紹介していきたい。なお、そうした変更点に関する正確に記述されたドキュメントなどを参照しているわけではないので、見落としている点もあるかと思うが、その点は御容赦いただきたい。

★AppleメニューがClassic Mac OSの位置に
Public Betaの何の機能もなくてメニューバーの中央にあったAppleメニューが、左端に移動し、システムの終了や各種システム設定などの機能を呼び出せるようになった。ただし、項目の登録はできない。「最近使った項目」や「強制終了」あたりも、Appleメニューから呼び出すことができる。

★Dockからのポップアップメニューが出るようになった
Dockに登録したアイコンを、マウスで押し続けると、吹き出しのようにメニューが出てくるようになった。ただし、この中身はアプリケーションで用意するようであるが、開発者向けにどうすればここに項目が出てくるのかを解説した文書がないのが残念なところだ。なお、Dockの右半分(文書アイコンの領域)にフォルダを登録すると、そのフォルダ以下の階層に移動するために、このポップアップメニューを利用できる。(Finderの項目をDockのフォルダのアイコンにドラッグ&ドロップできるが、Dockのフォルダのアイコンからポップアップした項目にドラッグ&ドロップができない)

★インストール後の作業について
インストール後に、登録作業が入るようになった。これは、必ず登録作業をしなければならない模様だ。

★AirMacに対応した

★QuickTime 5.0になった

★ハードディスクが自動的にデスクトップにマウントされるようになった

★Classic環境として動くのはMac OS 9.1である

★ルートによるログインができなくなった
(アカウントに関しては回を改めて、詳しく説明をしたい)

★PostScript以外のプリンタに対応した
Epson、HP、Canonのプリンタドライバが、Mac OS Xに最初から入っている。対応機種については、各メーカで確認しよう。

★システム環境設定(System Preferences)にいろいろ変更点がある
細かくあげると切りがないが、大きいところでは「ユーザ」というアイコンが加わっていることや、「ネットワーク」での設定状況や場所の設定があることなどが目立つ。また、設定の変更のためにパスワードを入力する必要があったが、既定の状態では必要なkなった。ただし、ロックはかけられる。

★ログインするとき、アカウントとパスワードを入れないのが既定値となった

★メニューバーに時計が表示されるようになった
なお、Public Betaで自動的に起動していたClockも、/Applicationsフォルダにある。

★Javaの実行環境がおおむねちゃんとなった

★ホームフォルダに、Movies、Pictures、Sitesというフォルダがある

★FinderのウインドウのタイトルバーがClassic Mac OSと同機能に

★iDisk関連の機能
iDiskへ接続するための設定をインストーラで入力し、記録されるようになった。FinderでiDiskへ接続するメニューが用意されている。

★iToolsのメールアカウントに関して
Mac OS Xとは直接関係ないが、iToolsのアカウントがMailに設定される。SMTPサーバもアップルのサーバになっている。

★Dockにディスプレイの解像度設定が加わる
マウスでクリックすると、ポップアップして、解像度や色数を設定できる。ほかに、Dock用ユーティリティとして、バッテリをチェックするものや、AirMacの電波強度を見るものなどが、/Applications/Dock Extrasにある。Dockはコントロールバーへの道を進んでいる?

★Apple System Profiler
これは、Mac OS Xできちんと動くようになったと言うべきだろう。カーネル機能拡張形式のドライバなどの一覧ができるようになっている。

★Cocoaアプリケーションで「サービス」が動く
アプリケーションメニューには「サービス」という項目があり、Grabなどを呼び出せるようになっているが、Public Betaではほとんど機能しているのを見られなかったと思われる。いろいろな場面で「サービス」が使えるようになっている。
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