タイトルBrowsing Mac OS X》アカウントとルートについて、あえてルートになる必要はない(続き)カテゴリーBrowsing Mac OS X
作成日2001/4/5 15:58:45作成者新居雅行
□それでもルートになりたい人のための情報
オープンソースで公開されているようなソフトウエアをインストールして試してみたいというような方だと、どうしてもルートになりたいと考えるかもしれない。Public Betaでは、Terminalでsuコマンドを打ち込むことで、ルートになることができたが、Mac OS Xではその機能はキャンセルされている。既定の状態では、rootアカウントになることはsuコマンドでもできなくなってしまっている。
それでもルートになりたいというのであれば、NetInfo Managerを使う。rootのアカウントを有効にしてしまったということは、そのコンピュータの利用者が意図的に行うということであり、その後に起ることはやはりユーザで責任を持つことが原則となるだろう。また、できれば、ルートのアカウントを使用後は、無効にするように戻しておくのが理想的だろう。
ルートアカウントを有効にするには次のように操作する。/Applications/Utilitiesフォルダに、NetInfo Manaerがあるのでそれを起動する。このユーティリティだけは、管理者アカウントで使っていても、改めてウインドウ左下のカギをクリックして、管理者のアカウントとパスワードを指定して、変更を可能にするという設定をしなければならない。つまり、起動した状態のMac OS Xを利用者が席を立ったすきに使ってNetInfo Managerを使おうとしても、できないという風になっている。
そして、「ドメイン」メニューの「セキュリティ」から「ルートユーザを有効」を選択する。続いて、同じメニューの「ルートパスワードの変更」を選択し、ダイアログボックスでrootアカウントのパスワードを入力する。これで、rootでのログインや、suコマンドでrootになったり、sudoコマンドの利用ができるようになる。
関連リンク