Real Software社のCEO、Geoff Perlman氏が、メーリングリストのMacDev-1に、REALbasicのロードマップを公表した。まず、現在REALbasic 3.1のベータ版のリリースが進んでいるが、REALbasic 3.0はMac OS X Public Betaに向けて作られたものの、Mac OS Xの製品版との相違点があったことから、製品版に対応させるべくVer.3.1が作られているということだ。また、Mac OS XのCore Graphicsに対応させる予定であったが、その点はVer.3.1では断念し、Ver.3.2として2001年5月にリリースされる製品で対応する。Ver.3.2はVer.3.0以降のユーザはフリーでアップデートできるようにする予定だとのことだ。また、システム環境の変化に追随するために、Ver.3.5を2001年夏、Ver.4.0を2002年最初にリリースするという計画を立てている。これらは有償アップデートになるが、Ver.3.5へは通常よりも安いアップデート価格を設定する予定だ。なお、Ver.3.5以降で組み込まれる機能についての具体的な詳細については明言されていなかった。 REALbasic 3.1b8、つまりベータ版の8番目のリリースも公開されている。IDEの書類ファイルの読み込み性能を向上させたほか、IDEで表示されるダイアログボックスのボタンサイズを適切にするといった改良が施されている。 |