アドビシズテムズは、Photoshop LEの後継版である「Adobe Photoshop Elements」を2001年5月18日より発売する。価格は9,800円で、Photoshop LEやPhotoDeluxユーザは7,800円の優待販売が可能だ。Web作成やデジカメ写真といった使いこなしレベルの高いユーザに対する商品として売り込む。プロ向けのPhotoshop、ビジネスユーザやプロシューマのElementsといった切り分けが想定できそうだ。ちなみに、Photoshopでないと利用できない機能としては、CMYK分解やアクションがある。これらの機能を必要としないようなユーザはElementsでも十分だと言えるだろう。 利用者に対するガイダンスの機能を強化し、より使いやすくなるような機能もElementsには存在する。また、複数の画像を1つにまとめてパノラマ写真を作成するPanomergeの機能や、ファイルブラウザ、フィルタブラウザ、iモード用画像作成といったElementsにしかない機能もある。ドロップシャドウを簡単に作ったり、シェイプツールでまとまったグラフィックスを簡単に作ったり、レイヤを使ってアニメーションGIFを作るなど、Web画像作成機能としても、ImageReadyを補完する部分もある。また、Elementsを開発するにあたって、Photoshop LEのユーザを対象に調査をしたところ、複数回の繰り返しややり直し、印刷プレビュー、印刷時のレイアウトを設定できる機能にニーズが高かったことから、これらの機能も組み込んである。印刷レイアウトはマージンなどをドラッグ&ドロップで設定できるなど、使い勝手にも配慮したものとなっている。 |