タイトル | iTunesのビジュアルエフェクトのプラグインを作成する方法が公開 | カテゴリー | 開発情報, Technote, メディアプレイヤ |
作成日 | 2001/4/26 14:1:36 | 作成者 | 新居雅行 |
◇iTunes Visual Plug-ins http://developer.apple.com/technotes/tn/tn2016.html Mac OSに付属するMP3再生ソフトのiTunesでは、ビジュアルエフェクトとして再生するサウンドに連動した画像生成ができる。その画像生成プログラムを、プラグインとして後から追加できる仕組みになっている。そのプラグインを作成するための情報がTechnical Notesに「iTunes Visual Plug-ins」として掲載された。プラグインは、共有ライブラリ、あるいはバンドルの形で作成するが、プラグイン自体は規定の呼び出しポイントがあればそれでよい。その呼び出し関数が、iTunes側から呼び出されるが、いろいろな状況で呼び出される。プラグイン側でどんな状況で呼び出されたかを知るには、呼び出したときの引数をチェックすればいいようになっている。これらの呼び出し状況をメッセージとして解釈するというのがプラグインの基本だ。また、コールバック関数の作成も場合によって必要になる。いろいろなメッセージに対応する必要があるが、描画関連のところでは、CGrphPtrが渡されるなど、基本部分ではQuickDrawのデータ構造が見られる。そして、プラグインが一定間隔ごとに呼び出され、そのときにサウンドデータ自体も引き渡される。それを手がかりにするなどして描画を行うというのが概略となる。 ◇iTunes Visual_Plug-ins SDK ftp://ftp.apple.com/developer/Development_Kits/iTunes_Visual_Plug-ins_SDK.img.bin iTunesのビジュアルエフェクトの開発を行うためのSDKもリリースされた。ヘッダファイルや、コールバック関数のスケルトンが組み込まれたファイル、サンプルプログラム、そしてドキュメントからなる。ドキュメントは、前述のTechnical Noteだけが含まれている。実際に開発を行う人は、このSDKの関連ファイルをもとに作業をするのが手軽だろう。 | |
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