タイトル | Mac OS Xのカーネル機能拡張のサンプルプログラム | カテゴリー | アップルからの開発資料, Darwin |
作成日 | 2001/4/26 14:3:2 | 作成者 | 新居雅行 |
Sample Codeに掲載された「TimerEventSample」は、KEXTつまりMac OS Xのカーネル機能拡張のサンプルプログラムである。一定時間ごとにシステムログにメッセージを書き込むというもので、Project Builderでプロジェクトが用意されている。記述言語はC++となっている。カーネルのフレームワークにあるIOTimerEventSourceというクラスを拡張して、カーネル機能拡張が作成されている。Mac OS Xのカーネル部分は、機能拡張ができるような仕組みになっているが、たとえば、CPUの割り込み動作が必要な場合、特別な機能をアプリケーションにサービスとして提供したい場合などにカーネル機能拡張を作って対処できるとしている。カーネル機能拡張については、Developer Toolsをインストールしたシステムでは、Documentationsフォルダのkernelフォルダにさまざまな文書が掲載されている。TimerEventSampleはシンプルなサンプルであるが、カーネル機能拡張についてはまだまだ情報が少ないだけに、貴重な情報源となるだろう。 | |
関連リンク | TimerEventSample 1.0.0 |