Metrowerks社は、WWDC 2001(2001/5/21〜25に開催)の会場において、CodeWarriorのアップデートを配布することがアナウンスした。1つは、CodeWrrior 6.2で、現行のVer.6.0あるいは6.1からのマイナーアップデートになるようだ。Mach-Oのコンパイル機能は含まれない。おそらくは、Mac OS X 10.0への適合を行ったものだと思われる。さらには、CodeWarrior 7のEarly Access版もリリースする。こちらは、Mach-Oのコンパイル、IDEのバージョンアップ、Mac OS Xのフレームワーク対応など、より機能がアップする。Ver.6.2へのアップデータはダウンロードも可能になるが、CodeWarrior 7のEarly Access版はサイズが大きいためにCD-ROMでのみの配布となる。WWDC 2001に参加すればこれらは追加費用なしに入手できるが、参加できなかった人に対しては、CodeWarrior 7のEarly Access版CD-ROMを$9.95での実費提供を行うとしている。Code Warrior Pro 6は、Mac OS X Public Beta版よりも前にリリースされていたものの、少しの修正でPublic Betaでの開発は可能であった。しかしながら、製品としてMac OS Xが出荷された今まで、6.1のアップデータがリリースされただけで、Project Builderなどのバンドルや、REALbasicの矢継ぎ早のバージョンアップに比べ、CodeWarriorは動きが少なかった。しかしながら、WWDC 2001を境目にCodeWarriorもついにバージョンを上げてくるのである。 |