タイトル倉橋浩一、じつはWebObjectsで飯食ってます》WWDC直前の海の向こうからカテゴリーイベント, 倉橋浩一、じつはWebObjectsで飯食っています
作成日2001/5/16 14:58:59作成者新居雅行
えー、番外編ばっかりですみません。

来週からのWWDCを前に、サンディエゴに来ています。今年も日本からは多数の方が参加されると思いますので、不定期にこちらの情報などをお知らせしていこうと思います。あまり海外旅行経験がないので、偏った情報、間違った情報もあるかもしれませんが、ご指摘いただければ幸いです。

さて。

WWDCに参加するためには、大きく分けて2つの方法があります。自分で手配するか、アップルが用意するツアーに参加するか、です。

私は今年で4回目なのですが、最初の1回だけはツアーで、あとは自分で手配しました。手配と言っても、ホテルの予約と飛行機のチケットぐらいなのですが。アップルのツアーの方が安上がりだし、サンフランシスコからもバスで連れていってもらえるので、特に初めての海外旅行の方にはお勧め致します。ツアーの欠点は、ツアーとしていくつか制約があるからです。ホテルや飛行機の座席を選ぶことができません。ホテルは満室になってしまえば仕方ありませんし、飛行機も全員が全員の希望を満たすわけにはいかないですが、でも往路8時間、帰路12時間も飛行機に乗っているのですから、もし窓側や間の席になってしまったりしたら、悲惨です。例えば、国際線のエコノミーは、いつもトイレが混雑していますから、通路側の席からすいている時を見計らってさっさと行けるというのは、非常に助かります。ま、通路側か窓側かは好みもあると思いますが、好きこのんで真ん中の席に座りたいという人は居ないですよね。もちろん、早めに予約しないとダメですが、自分で手配をすれば、ある程度の希望はかなえてもらえます。

ちなみに私は今年はツマと一緒にビジネスクラスを使ってます。お金持ちなわけでなくて、今まで地道に貯めてきたマイレージでアップグレードしただけなのですが。ビジネスクラス、使うの初めてなんですが、食事はまともだし、荷物は早く出てくるし....ラクです。座席が大きすぎて逆にちょっと疲れてしまいましたが。やっぱり貧乏人は貧乏人らしく過ごすべきなのかも。

空港へは、宅配便などでスーツケースを送ってしまうとラクです。出発の前々日までに発送しなければなりませんので、荷物を詰め忘れる心配があるかもしれませんけど、これは空港の片隅で詰め直せばいいのでどうということもありません。海外の空港はともかく、ニッポンの空港は治安がいいので、ぜんぜん問題ありません....ま、あんまり格好良くないですが。

昔は、旅行といえば、忘れ物をしてはいけないというプレッシャーが強かったのですが、コンビニがどこにでもありますし、あんまりシビアに考えなくてもいいと思います。スーパーにいけば、ラーメンもご飯も手に入りますし、特に小柄な方以外は、衣料品も日本より安く手に入れられます。忘れてはいけないのは、予約関係の書類です。飛行機、ホテル、レンタカーなどの予約確認フォームなどを、かならずプリントアウトして持っていきましょう。英語が苦手な方でも、このパスポートなどをそえて、はろーなどといいつつこれらの書類を提出すれば、スムーズに進みます。聞かれるのは、クレジットカードか現金か、ぐらいのもんですし。あ、あと、二つ以上の時間帯をすぐに切り替えられるようになった腕時計があると、非常に便利です。

お金に関しては、成田空港の両替窓口はいつも長蛇の列ですが、特に用意しなくても困りません。クレジットカードでだいたい済んでしまいますし。とは言っても、チップの小銭なども必要ですので、1万円をドルにかえておけば十分間に合います。

よく旅行の手引きなどで、トラベラーズチェックを用意するようにかかれていますが、クレジットカードをお持ちの方にとってはメリットありません。まぁ、カードは番号をスキミングされたりする危険性はありますけどもね。でも、トラベラーズチェックは日本の旅行手引きに書いてあるほど使い勝手がよくないです。私も最初の年に持っていきましたけど、スーパーで買い物の時に使おうとすると、パスポートを見せたり、確認のサインをしたりで、なんか大騒ぎでした。手引き書だと、サインしてパスポートを見せて簡単って書いてあったんですがね。かといって、多額の現金を持ち歩くのは絶対にいけません。必要なときに、手近なディスペンサーで引き出すようにしましょう。もっとも、引き出し1回ごとに手数料1.5ドル取られたりするので、ちょっともったいない気もします。ので、私はホテルのロビーなどにあるディスペンサーから数日分を引き出して、大部分をカギのかかる鞄にしまって、あとは財布にいれずポケットに直接入れて持ち歩くようにしています。WWDCの開催されるサンノゼは比較的治安がいいのですが、そうでない地域もありますし、ともかく人前であまり無防備にサイフを見せないようにした方がよろしいかと。

こちらの気候ですが、昨日(5/14)のサンフランシスコは涼しいというよりも寒くて、暑がりな私は半袖で来たのですが、つい日なたを選んで歩いてしまうような感じです。建物のなかはちょっと蒸し暑くて、同行のツマは、温度調節に苦労していました。今いるサンディエゴは、だいぶ南の方に位置しています。直射日光は強いですが、日陰は涼しいし、風が冷たいです。今、こちらの時間で午前6時ですが、外に出ると息が白く見えます。東京でいえば、3月上旬の気候に相当するでしょうか。もっとも、空気が乾燥していますので、実際よりも3度くらい低く感じます。荷物の中に、防寒具とは言わないまでも、トレーナーを入れておくといいと思います。

ちなみにサンフランシスコの町中ではスターバックスが大繁殖していて、去年はあちこちにあるという感じでしたが、今年は各ブロックにひとつずつあるのではないか、というぐらい多かったです。知り合いのMac屋さんには、なぜかスタバ中毒の方が多いので、一応、お知らせします。

で、サンフランシスコからサンノゼまでは、いくつか手段があります。

ツアーの場合には、バスでホテルまで送ってもらえます。

自主手配の場合、一番安いのは、カルトレインという電車と、ライトレールという市電を組み合わせる方法です。空港から駅までは無料のシャトルバスが出ていますし、ライトレールはまさに会場の目の前に駅があります。ただ、ニッポンほど頻繁に走っていないので、待ち時間がかかります。途中でパロアルトなどコンピュータ屋にとって馴染み深い場所を通ったりしますので、のんびり異国情緒(?)を味わうにはいいと思います。私は初めての時にはこのルートを使ったのですが、アメリカって広いよなー、としみじみと思ったもんでした。

次がベイフライヤーというシャトルバスです。これも本数が少ないのですが、ホテルの前までちゃんと送り届けてくれるので、ラクです。

あとはタクシーなんですが、サンフランシスコから40〜50分くらいで着いてしまいます。ただし、サンフランシスコ空港のタクシーは、市外は50%増しになるとかで、チップ込みで150ドルくらいかかってしまいます。

特に急ぎの用事がなければ、荷物をコインロッカーに入れて、そのまま市内観光に出てしまうのもよろしいかと。

それで思い出しましたが、サンフランシスコ空港は工事が終わってきれいになりました。ただ、以前は着陸したと思ったらすぐにゲートだったのですが、今は少し滑走路と遠くなってしまったようです。また、以前、この空港は、バゲージを受け取ってから入国審査を受けたのですが、今度は普通の空港と同じように、入国審査を受けてから、バゲージを受け取るようになりました。全体的に、以前よりも歩く距離は長くなりましたので、荷物の多い方はご用心を。

なお、成田からサンノゼまでは直行便が出ています。サンフランシスコとちがって小さな空港なので、バゲージも入国審査も早く済み、なにより、タクシーで会場まで10分ほどで着いてしまいますので、非常にラクです。

そんなこんなで、えーと、ごく一部の方にしか役に立たない情報かもしれませんが、WebObjectsでメシをくっていく上で欠かせない?WWDC参加のための情報をお伝えしました。

番外編ばっかり書いてないで、本編の続きも早くかかなくては....。
[倉橋浩一/テクニカル・ピット]
関連リンクWebObjectsのページ