Appleは2001年中に米国で25の直営店をオープンさせることを発表した。2001年5月19日には、Virginia州McLeanにあるTysons Cornerと、California州GlendaleにGlendale Galleriaの2店舗を開店する(McLeanはWashingtonの近郊、GlendaleはLos Angelesの近郊)。ショップでは、「メガヘルツ」「メガバイト」といった仕様を気にするようなユーザ向けではなく、どんなことがMacintoshを使うとできるのかといったソリューションを提案することを中心にした販売を行うとしている。また、サードパーティのソフトウエアなどの製品も取り扱う。ストア内では初心者ユーザから熟練者までの対処ができるように、5つのセクションを用意している。製品を展示するProducts、CD作成やムービー作成などのSolutions、立ち入った質問に対処するGenius Bar、デモを見ることができるTheater、サードパーティのソフトを展示するSoftware、そしてプリンターなどを展示するEtc.と区分けされる模様だ。Genius BarではローカルコミュニティのMac熟練者を配置し、ローカルコミュニティとの連携も行うが、答えられないような質問に対処するためにApple本社のスタッフと連絡が取れるようにもするという。 AppleStoreは、オンラインだけでなく実物の店舗にも進出した。最近ではMacintosh専門店の閉鎖などもあって、ショップでの展開は縮小気味であった。そこで直営店を開設することでコンシューマへの露出機会を増やすとともに、Appleのマーケティングと連動させるという意図もあるだろう。一方で、既存の販売店にとっては顧客を奪われるという可能性もあるだけに、どんな発給効果があるのかは注目する必要があるだろう。 |