モデム接続はどうせ自動接続はしないということから考えれば、「場所」の設定を切り替えるまでもなく、モデムの利用とEthernetの利用は切り替えることができる。もちろん、「場所」だとアップルメニューから切り替えられるなどのメリットもあるのでまったく否定はするつもりはない。だけど、Mac OS Xの機能を考えれば、そこまでの設定を行う必要は必ずしもないといったところだろうか。結果的には、インストーラで基本的な設定がされるので、「自動」の接続だけを使う方法だと、後はモデム接続を必要な数だけ増やせばいいのである。 一方、自宅と会社でEthernetの接続が、たとえばDHCPと手入力で違いがあるとか、AirMacのネットワーク名が違うといった場合には、「場所」を複数用意する必要が出てくるのである。そうした場合には、「場所」の機能は生きてくる。モバイルという側面で見たときには、必ずしも場所を切り替える必要はないと言えるということだ。