タイトル | Project Builder 1.0.1がリリース、メニューや一部の文書が日本語化 | カテゴリー | ProjectBuilder/Interface Builder |
作成日 | 2001/5/24 11:53:28 | 作成者 | 新居雅行 |
WWDC 2001の来場者には、Mac OS XのDeveloper Toolsの2001年5月版が配布されている。Project Builder 1.0.1、Inteface Builder 2.0.1と、ツールが小幅にバージョンアップしている。3月のMac OS X 10.0.0以来、ツールについてはアップデートがなされなかったが、これが最初のアップデートとなる。 Project Builder 1.0.1での変更点は次の通りだ。まず、日本語システムで利用すると、メニューが日本語で出てくるようになった。ただしウインドウ内のメッセージは従来通り英語となっている。現在アクティブな開いているファイルの構文チェックのみ、つまりコンパイルができるようになった。「ビルド」メニューに「現在のファイルをコンパイル」(Command+K)が追加されるとともに、編集フレームの右上に、チェックマークボタンで同じ機能を呼び出すことができるようになった。そして、暗黙に利用するヘッダの指定が可能となり、ビルド設定で指定したヘッダの読み込みはソースになくても行われるようになった。Javaのコンパイル結果のjarファイルを取り込む形式のアプリケーション作成もできるようになった。デバッグ機能などを使っているときに、ビルドの状態を保存できるようにもなった。変更点は起動したときに表示されるリリースノートでも参照できるが、Webサイトにも解説がある。 Interface Builder 2.0.1の変更点は、テスト実行させたときにもシートとして表示されるなど、多数の項目が挙げられているが、細かなバグ修正が中心になっているようだ。なお、メニューは日本語にはなっていないため、ソフトウエアを使う上での見かけは従来とほぼ同じである。 Project Builder 1.0.1を、日本語システムでも英語メニューで使いたいのなら、Project Builderのアプリケーションファイルをcontrol+クリックして「パッケージの内容を表示」を選択してパッケージの中身をFinderで表示する。Contentsフォルダ内にあるResourcesフォルダに「Japanese.lprj」というフォルダがあるので、そのフォルダごとどこか別のところに移動させておけば、英語メニューで表示できる。なお、デフォルト設定の解説書なども日本語化されているので、必要に応じて参照できるようにしておけばよいだろう。 Project Builder、Interface Builderのいずれも近々フリーでダウンロードできるようになる予定であると告知されている。Mac OS XがMacintosh本体にバンドルされるようになる模様だが、ダウンロードなど何らかの手続きは必要になるものの、Developer Toolsは誰でも使えるという点はキープされそうだ。 | |
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