MOSA(Macintosh Os Software Association)は、第4回テクニカルセミナーを2001年6月16日(土)に開催する。いずれも、2001年5月に開催された開発者会議のWWDC 2001の内容を受けてのものとなる。13:30〜19:00に開催されるがタイムテーブルはWebサイトを参照していただきたい。場所は東京お茶の水にある中央大学駿河台記念館である。 第一部は「Mac OS X 対応アプリケーション開発セミナー」として、「nibベースカーボンイベント対応アプリケーション作成」をコーシングラフィックシステムズの高橋政明氏、「ネイティブ化へ向かうMac OSの開発現場」をMDOnline編集長の新居雅行氏が講演を行う。高橋氏のセッションでは、Mac OS XネイティブなCarbonアプリケーション作成で新たに浮上してきたInterface Builderで作成したGUIリソースを使ったアプリケーション作成についての実践的な具体例を解説する。新居の講演では、CocoaやPure Javaを中心にして、最新の事情や具体的な開発手法の説明などを行う予定になっている。第二部としては、「2001 WWDC報告会」として、第一部の講師に加え、オッティモの小池邦人氏も加わり、パネルディスカッションが行われる。また、学生会員としてMOSAより派遣された東京都立大学の荻野淳也氏および稲野辺久智氏による「学生が見たWWDC、感想ほか」のセッションも行われる。定員は40名で、締め切りは6月13日、参加費は12,000円だが、MOSA会員は8,000円、MOSA学生会員は3,000円となっている。なお、WWDC 2001のセッション内容は基本的には守秘義務のある内容であるが、セッションでは非公開の事実ばかりがでてきたわけではなく、すでに公開された内容だけのセッションもそこそこあった。従って、MOSAのセミナーでも、ある程度はWWDCでの内容を公開することも可能であるので、「肝心なところは言えません」といった言い訳ばかりになるということはないと思われる。 |