タイトルLassoの次期バージョンではMySQLを統合し機能をアップカテゴリーサーバー関連
作成日2001/6/6 16:7:21作成者新居雅行
Blue World Communicationsは、同社のLassoの次期バージョン「Lasso 5」についての概要を発表した。LassoはWebサーバとデータベースを仲介して、データベースを利用したWebアプリケーションを作るというのが以前からの機能であるが、Lasso 5はむしろアプリケーションサーバとしてまとまったソリューションを提供する製品になったと言えるだろう。これまでは、Lasso Web Data Engine 3.xやあるいはLasso Studio 1.xのシリーズでリリースされていたものが、次期バージョンはLasso 5として統合されたバージョン番号がつく。大きな変化は、MySQLのデータベースエンジンを組み込み、Lasso 5がデータベースエンジンを含むアプリケーションサーバとなることだろう。
製品系列としては、GoLiveやDreamweaverと組み合わせて使う開発支援ツールをLasso 5 Stduioとしている。そして、エンジン部分や各種の開発支援ツールを合わせたものをLasso 5 Professionalとしている。Lasso 5 Professionalは、Mac OS X、RedHat Linux、そしてWindows 2000が対応環境で、MySQLを組み込んでいる。また、別のマシンなどにある外部のMySQLへの接続もできると同時に、FileMaker Proへの接続も可能だ。その他のデータベースエンジンに対しては、サードパーティがコネクタを供給するとしている。Lasso Dynamic Markup Language(LDML)も機能アップし、データ型や配列に対応すると共にエンコードの処理も可能となる。他にはアプリケーションのコンパイルや電子メールのやりとり、Webサーバやデータベースのコネクタをオープンソースとして公開している。LDMLの拡張部分についての改良が行われている。
Lasso 5 Professionalには、Standard、Developer、Lite、Enterpriseの各バージョンが用意されている。Standard版は2001年夏にリリース予定で、1台のマシンでの無制限のユーザからの利用が可能だ。Developer版は開発者向けの1ユーザのラインセンスで、これも2001年夏のリリース予定だ。Lite版はフリーだが機能に制約があり、2001年秋にリリース予定となっている。Enterpriseはクラスタリングやロードバランスなどの大規模システム向けの機能が統合されていて、2002年の初頭にリリース予定だ。価格やアップグレードの価格などについては現時点では未定としている。
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